上智大学における多言語翻訳の導入
最近、上智大学において、多言語翻訳のニーズに応えるAIソリューション「TranSpeech」が導入されました。この取り組みは、同大学が多国籍な学生や教職員を抱える国際的な教育機関であることを背景にしており、円滑なコミュニケーションを実現することを目指したものです。VMFi株式会社が提供しているこのソリューションは、東京都の「社会課題解決に向けたスマートサービス実装事業」の一環として実施されました。
TranSpeechの特長
「TranSpeech」は、国際会議やセミナーに特化したリアルタイム多言語翻訳ソリューションです。登壇者の声がそのまま翻訳され、モニター上に字幕表示されるため、聴衆はすぐに発言内容を理解することができます。サポートされる言語には、日本語、英語、中国語(繁体字)、韓国語などが含まれ、超高速処理がなされるため、遅延がほとんどありません。
具体的な活用シーン
上智大学では「TranSpeech」が以下の3つの主要なイベントで活用されています。
1.
動画コンテストの表彰式
ダイバーシティ・サステナビリティ推進室が主催した「Sustainability Through Your Lens」の動画コンテストでは、受賞者や協賛企業、学生など多国籍な参加者が集まりました。司会者が日本語で進行する中、受賞者の英語スピーチは日本語に翻訳され、リアルタイムでスクリーンに表示されました。この取り組みにより、参加者全員が感動を共有しやすい場が生まれました。
2.
新任教員向け研修会
基盤教育推進室が実施した新任教員向けFD研修会においても「TranSpeech」が活用されました。約50名の教員が参加し、日本語の講義をリアルタイムで英語字幕に表示することができ、情報共有がスムーズに行えました。
3.
法人説明会
経営企画グループによる法人説明会では、専門的な日本語の内容が英語にリアルタイムで翻訳されました。これにより、教職員は運営方針や事業概要を正確に理解することができ、情報格差の解消にも寄与したと報告されています。
今後の展望
VMFi株式会社は、今回の「Be Smart Tokyo」事業を通じて、上智大学での「TranSpeech」の利用をさらに深化させることを目指しています。テクノロジーを活用することで教育現場における言語の壁を取り払い、知識のグローバルな交流を支援することに注力していきます。また、同様の取り組みを他の教育機関や地方自治体にも展開していく計画です。
このように、上智大学でのリアルタイム多言語翻訳の導入は、国際的な教育環境において言語による障壁を取り除き、参加者間の理解を深めるための有効な手段として期待されています。今後の展開に注目したいところです。