有田市清掃センター施設整備事業が始まる
2025年10月15日、東京都に本社を持つ水ingエンジニアリング株式会社が和歌山県有田市と新たな清掃センター施設整備に関する契約を締結しました。このプロジェクトは、生活インフラとして不可欠なし尿処理事業を支えるものであり、地域社会において重要な役割を果たします。
有田市の現在の清掃センターは、開設から約60年が経過しており、これまで適宜設備の補修によって運営がなされてきました。しかし、老朽化が進行しているため、この度の整備が求められる状況となりました。地域の人口や経済活動の変化に伴い、し尿処理のニーズも変動しています。そのため、市が安定的にし尿処理事業を継続できるよう、新しい施設の整備が計画されたのです。
事業の目的と先進技術の導入
このプロジェクトでは、民間のノウハウや先進的な技術を取り入れ、地域が抱える課題解決に寄与することが目指されています。具体的には、プラントの信頼性と保全性を高めるとともに、増加する災害リスクへの対策を施すことで、施設を長寿命化し、持久力を持たせることを重視しています。これにより、地域社会にとってより堅牢な水処理インフラを提供することが期待されます。
プロジェクトの詳細
契約を伴う本事業に関する概要は以下の通りです。
- - 工事名: 有田市清掃センター施設整備事業
- - 受注者: 水ingエンジ・保田組特定建設工事共同企業体
- - 入札方式: 条件付き一般競争入札
- - 事業方式: 設計・施工一括(DB)方式
- - 施設能力: 65kL/日
- - 契約金額: 21億8900万円(税抜)
- - 契約日: 2025年10月15日
- - 契約工期: 2025年10月16日~2028年3月10日
- - 工事場所: 和歌山県有田市千田194番地2
本事業は現行施設を稼働させたまま、新しい施設の整備を進める方式です。水ingは設計から施工までの全工程を担当し、地域の環境衛生の向上に尽力することが求められています。技術力と長年の経験を生かし、持続可能な事業運営が実現されることが期待されています。
水ingグループの企業理念
水ingグループは、『生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける』という理念を持ち、様々な水処理技術を提供しています。浄水場や下水処理場、し尿処理場などの設計から建設、運営、維持管理に至るまで幅広く対応しており、国内において約300か所の拠点を持っています。これにより地域の安全で安心な水環境の実現に貢献し続けています。水を通じて、暮らしと街の未来を支える役割を果たす水ingグループの活動から目が離せません。