ウズベキスタンドライバー養成プロジェクトを開始、物流業界の未来を支える

ウズベキスタンドライバー養成プロジェクトが始動

株式会社Proud Partnersは、イズミ物流株式会社と連携し、ウズベキスタンのドライバー育成プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、特定技能「自動車運送業」に特化しており、ウズベキスタン政府との共による人材の送り出しと育成を行います。

この新たな取り組みの基本方針は、2026年1月に開始される現地での研修プログラムに先立って、ドライバーが日本で即戦力として活躍できるように、8か月間の徹底した教育を行うことです。更に、ウズベキスタン人ドライバーに対しては、来日後の安全運転基準を学ぶプログラムが提供される予定です。

物流業界のドライバー不足を解消するために直面する課題

日本国内の運送業界は、深刻なドライバー不足に直面しています。特に、外国人の受け入れが進む中で、特定技能1号にトラックドライバーが追加された2024年以降、各企業は外国人ドライバーの採用を強化しています。しかし、ドライバー育成の取り組みは立ち遅れており、Proud Partnersとイズミ物流は、この課題に立ち向かうべく共同プロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトの内容と特徴

本プロジェクトでは、ウズベキスタンにて実施する「運送業特化型の特定技能人材育成プログラム」が展開されます。具体的には、長距離運転時の疲労管理や悪天候時の対応、都市部での駐車技術など、特に運送業界に特化したカリキュラムが用意されています。日本の交通ルールや、道路標識の理解を徹底するための座学、実地訓練も含まれ、ドライバーが韓国版の運転技術を習得します。

研修の特徴としては、実際のトラックを使った運転技術の演習、緊急時の対応を模擬したトレーニングも行います。これにより、外免切替だけでは不足する実務能力を備えた即戦力ドライバーを育成することが狙いです。

Proud Partnersとイズミ物流の役割

ウズベキスタン政府とのパートナーシップのもと、両社の役割分担がクリアになっています。イズミ物流は候補者の集客や研修施設の提供を行い、Proud Partnersは研修生の選定や日本での就労先の確保、日本語教育を担当します。この一貫した体制により、ドライバー教育がスムーズに行われ、即戦力が育つ環境が整えられることになります。

日本社会における国際的な人材の重要性

Proud Partnersは、外国籍の人材が日本社会に貢献できる仕組みを作ることを目指しており、過去にも5,700名以上の外国人を建設業や飲食業で人材サポートしてきました。これらの経験を生かし、今回のプロジェクトでも国際的な人材育成に注力しています。

未来の物流業界の支え手となるために

このプロジェクトが成功することで、日本の運送網を支える新しいドライバー層が形成され、物流業界の未来を切り開くものと期待されています。

新たな時代の物流人材の育成に向けた第一歩として、Proud Partnersとイズミ物流が共に取り組むこのプロジェクトは、国際交流の深化や多様な文化を取り入れるビジネスの一角を担うことでしょう。