立正大学が贈る仏教文化公開講座
2023年10月11日(土)、立正大学品川キャンパスにて、「アジアの文化遺産―「かたちあるもの」の継承をめぐって―」をテーマにした仏教文化公開講座が行われる。このイベントでは、仏教の思想や文化を広く一般に伝えることを目的とし、毎年継続されている。
イベントの概要
本講座は、午後1時から4時まで、石橋湛山記念講堂で行われる。入場は無料で、事前申込不要、先着500名が対象となるので早めに足を運ぶことをおすすめしたい。
第1部 - 御会式法要
最初のプログラムとしては、第744回日蓮聖人御会式法要が行われ、導師には立正大学学園理事長の生駒雅幸氏が迎えられる。仏教において大切な意味を持つこの法要は参加者にとって貴重な体験となることだろう。
第2部 - 基調講演とパネルディスカッション
続く第2部では、基調講演が行われる。講師は日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)の団長であり、早稲田大学名誉教授の中川武氏で、アジアの文化遺産に関する研究や保存修復活動について講演が行われる。彼の豊富な経験と専門的な知識が、参加者にとって新たな視点を提供してくれるに違いない。
その後のパネルディスカッションでは、中川氏に加えて、文化遺産や町並みの保存・復興に従事している専門家たちが一堂に会し、それぞれの調査成果や実践例が共有される。登壇者は以下の通り:
- - 佐藤桂氏(武蔵野大学工学部准教授)
- - 袋井由布子氏(中村元東方研究所専任研究員)
- - 久保真紀子氏(立正大学仏教学部准教授、コーディネーター)
このディスカッションでは、地域社会との協働や、歴史観、宗教観と学問研究の対話を通じた文化財の継承について意見が交わされる。
参加にあたっての注意点
イベントは無料だが、先着500名の定員が設けられているため、早めに会場に向かうことが推奨されている。また、特に申し込みなしで参加できるため、気軽に立ち寄るチャンスだ。
お問い合わせ先
多少の不明点や質問があれば、立正大学仏教学部事務室まで連絡するとよい。電話番号は03-3492-8528、E-Mailは
[email protected]とされている。
最後に
アジアの文化遺産に関連したこの講座は、宗教の観点だけでなく、建築や地域文化の保存についても深く考えるきっかけとなる。是非ともこの貴重な機会に、多くの人々が集まり、素晴らしい知見を得ることを期待したい。