ファミリーマートのデジタル広告が検索行動を押し上げ!
ファミリーマート店舗内で運営されているデジタル広告システム「FamilyMartVision」が、広告に接触した消費者の検索行動にどのような影響を与えるのかを検証した結果が発表されました。この調査を実施したのは、株式会社ゲート・ワンで、行動ログデータを用いた試みが功を奏しました。
調査の背景
これまでは、FamilyMartVision広告の効果についてアンケート調査が主流でした。しかし、インターネット広告やSNS広告では取得が容易な行動ログデータを活用し、オフライン環境でもその効果を数値化する試みが行われました。この新たなアプローチにより、店頭での広告が消費者の行動にどう影響するのかが見えてきたのです。
検証の成果
検証の結果、FamilyMartVisionに接触したグループは、広告放映中に関連する検索ワードやウェブサイトへのアクセス率が大幅に上昇しました。具体的には、接触した消費者は非接触者と比べてワード検索率が2.05倍、サイト閲覧率が1.35倍向上しました。これは、FamilyMartVisionの広告が消費者の興味を喚起し、実際の行動に結びつけた証拠といえます。
性別による違い
特に男性においては、検索行動が顕著に現れました。年代別では、30代から40代の男性が最も高いリフト値を示し、5.50倍もの効果を見せました。これは、放映商材の性質が男性の興味を引くものであったことが要因と考えられます。この結果、コンビニでの買い物シーンにおける広告接触が実際の検索行動に寄与したことが確認されました。
調査概要
この検証は、インテージ社の購買パネルを利用し、FamilyMartVisionに接触した消費者と非接触者をグループ分けして行われました。その後、放映対象商材に関連する検索ワードとウェブサイトをピックアップし、行動履歴を径ねて分析を実施しました。
- - 対象期間: 2025年3月4日から4月14日まで
- - 対象条件: 全国の男女15-69歳、合計1,913サンプル
未来への期待
この調査結果を受けて、今後もFamilyMartVisionが広告主にとって重要なツールであることが再確認されました。株式会社ゲート・ワンは、広告主に向けて新たな価値を提供し続けるとともに、メディアの進化に合わせた調査や分析を行っていく方針です。消費者の行動を理解するために、今後のデータ解析に期待が寄せられます。
FamilyMartVisionとは?
FamilyMartVisionは、全国のファミリーマート店内に設置された大画面のデジタルサイネージです。旬なエンタメ情報や地域情報を提供し、多くの来店客との接点を築いています。今後もますます進化し、広告主に価値あるサービスを提供することが期待されています。