田村琢郎の新作個展「みちとみちのみち」開催
新たに登場する田村琢郎の個展「みちとみちのみち」が、2025年12月27日(土)から2026年1月27日(火)まで、アートとベーカリーが融合した「Gallery & Bakery Tokyo 8分」で開催されます。アーティストの田村は、日常に潜む微細な違和感や美しさを捉え、新たな視点から表現します。
個展開催情報
この個展は、第14回目の開催となり、すべて新作の展示が行われる予定です。特に、作品販売は12月26日(金)の19:30からスタートし、全て先着制となりますので、興味のある方は早めの訪問をおすすめします。また、レセプションイベントも同日の18:00から実施され、人数制限があるため事前予約が必要です。
田村琢郎とは
田村琢郎は1989年に大阪で生まれ、2016年に京都芸術大学を卒業しました。その後、名和晃平氏が主宰するアートプラットフォームの「SANDWICH」でアシスタントとして活動し、現在は東京都内を拠点にしたアーティストとして数々の展示に参加しています。
彼の作品は、アスファルトや交通標識、カーブミラーなど、都市のインフラに着目しています。その観察眼と独自の視点によって、身近なものを新たな意味で再構築し、日常の中の美を発見することに情熱を注いでいます。特に、彼の作品には、静かなユーモアやロマンが随所に見られ、観る者に思索を促す特徴があります。
展覧会のテーマ
本展では、田村の提案する「道そのものの記録 rediymade」と「道の概念 TORNCEPT」の2つのシリーズで構成されています。具体的には、日常の風景を形にした平面作品と、未来の道を想像した立体作品が主に展示される予定です。彼の作品を通じて、普段見過ごしがちな道の断片に潜む美しさを再発見する機会を提供します。
主な作品
過去には《Lovers O-3220》や《Asphalt and Wooded Landscape》といった作品が存在し、これらは様々な材質を用いた立体作品やフラットアートとして評価を受けています。特に、新作の平面作品では、実際の道路にみられる美しさを再現し、当たり前に存在する風景を再検証することを目的としています。
アートの新たな場
「Gallery & Bakery Tokyo 8分」は、アートを楽しむだけでなく、食事をしながらアートについて語り合えるスペースです。アート作品の観賞後、ベーカリーの美味しいパンやカフェメニューを楽しみながら、感想を共有することができる特別な空間です。
アクセスと詳細
場所は、東京メトロ銀座線「京橋駅」から徒歩3分の距離にある「TODA BUILDING」内。営業時間は8:00から19:00まで、休業日なしというのも魅力の一つです。
田村琢郎の新作個展「みちとみちのみち」は、都会の喧騒の中での静かな芸術体験を提供しています。日常に潜む美しさをぜひこの機会に体感しに来てください。