デクセリアルズ、「知財・無形資産ガバナンス表彰」で特別賞を受賞

デクセリアルズ、知財・無形資産ガバナンス表彰で特別賞を受賞



デクセリアルズ株式会社は、知財・無形資産ガバナンス推進協会(IPIAGPA)が主催する「第1回知財・無形資産ガバナンス表彰」において、特別賞を受賞したことが発表されました。企業価値向上を目指す中で、日本のロールモデルとなる企業が表彰されるこのイベントでの受賞は大きな意味を持ちます。

会社の概要と取り組み


デクセリアルズは、スマートフォンやノートパソコン、自動車の電子部品など、幅広いエレクトロニクス機器の機能性材料を開発・製造・販売しています。特に、知的財産を重要な経営資産と位置づけ、積極的に活用している点が今回の受賞につながりました。

2012年に藤代町に本社を構え、既存の材料を超えた新たな技術開発に挑戦している同社は「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」という理念のもと、常に革新的な製品を提供しています。現在、国内の8か所、海外の11か所で事業を展開しており、国際的な視点を持った経営が行われています。

知財・無形資産ガバナンスの重要性


受賞の背景には、近年のコーポレートガバナンス・コードの改訂が影響しています。企業は、知識や無形資産に関する情報開示が一層求められるようになってきており、デクセリアルズも統合レポートを通じてその活動を積極的に発信しています。

同社の知財インテリジェンス活動では、IPランドスケープを用いて新規事業の戦略を練っており、技術競争力の強化にも注力しています。これは、知的財産が持つ極めて重要な役割を認識した結果でもあります。

持続的成長と未来への展望


デクセリアルズは、2024年5月に公表した「中期経営計画2028」において、マテリアリティとして『技術』と『人財』を掲げています。その中でも、特に知的財産競争力の強化に力を入れており、社員への知的財産教育や新しい発明報奨制度の導入を進めています。

これにより同社は、エンジニアを中心とする人的資本への投資に取り組み、企業の持続的な成長へとつなげようとしています。また、知財IR戦略を通じて、広く透明性のある情報開示にも努めており、ステークホルダーとのエンゲージメントを強化しています。

まとめ


デクセリアルズは、今後も知財・無形資産ガバナンスの活動を加速させ、経営戦略を推進する中で、企業価値の向上を目指します。人と技術をつなぎ、持続可能な未来を実現するための新たな挑戦が期待されます。これからもその動向から目が離せません。

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