医療技術の一新!「採血VR」の全貌
株式会社セカンド・サイドが最新の医療教材シリーズ「Medi.SIDE」としてリリースした「採血VR」。このVRシミュレーターは、現場の医療従事者の育成を革新し、実際に多くの利用者からのフィードバックを受けて進化を遂げました。特に「採血が苦手」という医療従事者にとって、心理的なハードルを下げるための画期的なツールとなります。
「採血VR」の特徴
フォトグラメトリによるリアルな体験
まず一つ目の特徴が、実在の人物から取得したデータを用いたフォトグラメトリ技術によって、極めてリアルな体験を提供することです。利用者はまるで目の前に患者がいるかのような感覚でトレーニングを行うことができます。これにより、現場での経験に近い、貴重なトレーニングを受けることが可能です。
患者のリアルな反応を学べる
二つ目の特徴は、VR内で再現された患者の視覚的リアクションです。穿刺時に患者が示す表情や声を体験することで、単なる技術練習だけでなく、患者との適切なコミュニケーションも培うことが期待されます。これにより、医療従事者は技術とともに心理的なケアも意識しながら仕事に臨むことができるようになります。
詳細な評価機能
三つ目は、採血手技を11項目に分けて評価する機能です。これは習熟度を客観的な数値で把握できるため、医療従事者は自分の成長を具体的なデータとして認識でき、改善すべきポイントも明確になります。
開発の背景
このような「採血VR」の開発に至った背景には、近年の医療現場での課題があります。特に、医療現場では採血を苦手とする従事者が増えており、コロナウイルスの影響もあり、対面でのトレーニングが難しい状況が続いています。こうした課題を解決することを目指して開発されたのがこの「採血VR」なのです。
監修者からのメッセージ
長年にわたり看護教育に携わってきたおうちのドクター総院長の竹尾浩紀先生は、「採血の苦手意識を克服するために、繰り返し練習できる場としてこのVR技術は大変有用であり、現場に大きな力となると信じています」と語っています。自信を持ち、患者に寄り添う医療従事者を育むために、このシステムが貢献できることを期待されています。
手頃な価格設定
さらに気になる価格についてですが、ヘッドセットを含めた「採血VR」は一式10万円以下(税別)で提供されます。この価格設定により、多くの医療従事者が手軽に、そして繰り返し練習ができるよう考慮されています。
医療現場への貢献
「採血VR」は、実際の採血を完全に再現するものではなく、他の教材と組み合わせることで、より効果的な学習が可能となります。医療現場におけるクオリティの高い医療が提供できるよう期待がかかります。実際の採血と同様に、技術の事前トレーニングは非常に重要です。
国際モダンホスピタルショー2025へ出展
最後に、来る2025年7月16日から18日に開催される国際モダンホスピタルショーで「採血VR」を体験することができます。多くの医療関係者にご体験いただき、その効果を知っていただける機会が設けられます。
ぜひこの機会に、新たな医療トレーニングの形としての「採血VR」に触れてみてはいかがでしょうか。