カメラグランプリ2025でのキヤノンの快挙
2025年のカメラグランプリで、キヤノンが見事に3冠を達成しました。この栄えある受賞に輝いたのは、フラッグシップモデルの「EOS R1」です。さらに、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5 Mark II」が「あなたが選ぶベストカメラ賞」、そして交換レンズの「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」が「あなたが選ぶベストレンズ賞」を受賞しました。
カメラグランプリの歴史
カメラグランプリは1984年に始まり、今年で42回目を迎えます。国内の写真・カメラ専門の媒体からなるカメラ記者クラブが主催するこの賞は、カメラとレンズに関する権威ある称号として認知されています。今年は2024年4月から2025年3月まで販売された製品から受賞作が選ばれました。投票には57名の選考委員が参加し、最も優れたカメラに贈られる「大賞」に輝いたのが「EOS R1」です。
「EOS R1」の革新技術
「EOS R1」はキヤノンのミラーレスカメラ「EOS Rシステム」初のフラッグシップモデルであり、その高性能が評価されました。新開発のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」により、驚異的な速度での連写や高感度性能を実現しています。特に、電子シャッター時には約40コマ/秒の連写が可能で、ローリング歪みを大幅に低減しています。
また、デュアルピクセルCMOS AFによるクロスAFの採用によって、被写体追尾性能が大幅に向上しています。このような先進的な機能を駆使することで、プロのニーズに応える高い総合力が評価され、「カメラグランプリ2025大賞」に選ばれました。
「EOS R5 Mark II」と「RF70-200mm F2.8」の受賞理由
「EOS R5 Mark II」は、一般ユーザーからも高い評価を受け、「あなたが選ぶベストカメラ賞」に輝きました。手頃な価格でありながらフラッグシップ機に匹敵する性能を持ち、視線入力によるピント合わせやAI技術によるノイズ低減が注目されました。また、エクスペリエンスやデザインの美しさも評価されています。
一方、「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」は、静止画・動画両方で高い性能を発揮し、「あなたが選ぶベストレンズ賞」に選ばれました。解像度や明るさ、インナーズーム機構による取り回しの良さなど、すべての面で高品質が保たれています。特に静止画と動画の両方での利用において、優れたパフォーマンスが求められる現代のユーザーにとって、非常に頼もしいレンズです。
キヤノンの今後の展望
キヤノンは、今後も独自の映像技術をさらに進化させ、多様なニーズに応える製品やサービスを提供していくとしています。写真や映像の文化を大切にしながら、より豊かで驚きに満ちた体験を届けることを目指しています。これからのさらなる革新に期待が高まります。
まとめ
以上のように、カメラグランプリ2025はキヤノンにとって記念すべき年となりました。「EOS R1」の圧倒的な技術力と、「EOS R5 Mark II」「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」の革新性が広く認められ、3冠を達成しました。カメラ愛好者やプロフェッショナルの皆さんにとって、今後のキヤノン製品には注目が必要です。