日本のカレー文化を知る
2025年1月、株式会社クロス・マーケティングは全国20歳から69歳の男女を対象に「カレーに関する調査」を実施しました。この調査結果は、カレーの人気や食べ方を知る貴重なデータを提供しています。1月22日が「カレーの日」として全日本カレー工業協同組合によって制定されていることも触れ、カレーの楽しみ方や傾向を見ていきましょう。
カレーを食べる頻度
調査によると、なんと日本人の69.6%が「月に1回以上カレーを食べる」と回答しています。特に50代・60代の層ではこの割合がさらに高く、7割以上が頻繁にカレーを楽しんでいることが明らかになりました。これは、カレーが便利で手軽な一品料理であることが評価されている証ですね。月に1回程度の食べる人が30.5%、月に2、3回という人も25.8%という結果から、カレーは多くの家庭で定番のメニューとなっていることがわかります。
好きなカレーの種類
次に、カレーの種類について見てみましょう。調査結果では「ビーフカレー」が52.6%で最も人気でした。続いて「チキンカレー」「カツカレー」「ポークカレー」と続き、特に「カツカレー」は男性の間で人気が高いようです。男性の半数以上がカツカレーを好むというデータも興味深いですね。
自宅でのカレーのタイプ
自宅でよく食べるカレーのタイプについては、「ルウで作るカレー」が全体の約半数を占めています。対して「レトルトカレー」は24.6%という結果ですが、特に年代が上がるにつれてレトルトを好む傾向が見られ、60代では3割を超えるというのも特徴的です。忙しい日常の中で、手間を省けるレトルトカレーの人気が伺えます。
カレーのメリットと気になること
カレーのメリットとして挙げられた声は、なんといっても「1品料理で済むこと」と「カレー味なら何でもおいしくなる」という点。これさえあれば、忙しい日々でも満足できる食事が用意できるのは嬉しい限りです。また、気になる点としては「つい食べ過ぎてしまう」という意見も上位にランクインしました。カレーの美味しさから、ついおかわりしてしまう人も多いのでしょう。
お気に入りの具材や食べ方
お気に入りのカレーの具材としては牛すじ、カツ、エビなど定番のものに加え、納豆や大根、さつまいもなど多様な食材が挙げられています。近年では、カレーを単体で楽しむだけでなく、グラタンやそば、鍋、ピザトーストといった新たな食べ方も工夫されています。これによって、食べ飽きない工夫をしていることが窺えました。
結論
この調査結果から、日本の多くの家庭でカレーが愛され続けている理由が見えてきます。手軽で美味しいカレーは、世代を超えて人気の一品となっているのです。カレーの日を設けることで、さらにこの文化が広まることに期待したいですね。あなたはどんなカレーを楽しんでいますか?