スタートアップ支援の新たな拠点「TIB CATAPULT」のクラスター募集始まる

スタートアップ支援の革新：TIB CATAPULT

東京都は、スタートアップ企業を支援する新たな取り組みとして、"Tokyo Innovation Base"（通称TIB）を設立しました。このプラットフォームは、国内外のスタートアップやその支援者が集まり、交流と共創を促すことを目的としています。特に、成長が期待される分野に注目し、次世代のイノベーションを生み出す環境を整えるプロジェクトが進行中です。

TIB CATAPULTとは？

この新しい事業は、"グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業"、略して"TIB CATAPULT"として知られています。名前の"CATAPULT"は、射出装置を意味し、多様なクラスターからスタートアップが世界の舞台に飛び立つための基盤を築くというビジョンを象徴しています。

TIB CATAPULTは、大企業や投資家など複数の事業者が共同体を形成し、それぞれの強みを生かしてグローバルなスタートアップを育成する支援を行います。今般、参加を希望するクラスターの募集が始まりました。

募集内容

東京都は、次の条件でクラスターを公募しています。
1. 成長が期待できる技術や産業に焦点をあてていること。
2. 当プロジェクトに参加することで、パートナーシップを形成し、国内外のネットワークを広げること。

募集数は6社を予定しており、その中から特に有力な海外支援機関と提携する"グローバル推進クラスター"を1社選定します。これに伴い、スタートアップの発掘・育成に向けた具体的な活動を行うことが求められます。

支援内容とサポート体制

採択されたクラスターは、東京都と協定を結び、約2年8ヶ月間の支援を受けることになります。この期間中、様々な事業者が連携し、スタートアップの育成に取り組みます。また、東京都は進捗をフォローアップし、成果指標に応じた協定金を支給します。

クラスターに対する協定金は、最大で3億円（3か年度）となります。さらに、グローバル推進クラスターには加算協定金も提供され、国際的な水準での支援が期待されます。東京都はネットワーキングやメンタリングなどの支援も行い、クラスターの成長を後押しします。