オーバータイムの激戦を制するも福岡の連敗続く【B.LEAGUE感想】

激闘の末の敗北

2025年11月30日、福岡市民体育館で行われたB.LEAGUE 2025-26シーズンの福岡vs福島戦は、記録的とも言える4回のオーバータイムを経て、福岡が114-120で敗北を喫しました。この試合は、両チームのプレイヤーにとって技術と疲労を試される真剣勝負でした。

試合の幕開け

試合開始からしばらくは、両チームのディフェンスが優先されました。ポイントが動いたのは、開始から2分29秒後。バーレルのインサイドプレイが、福岡に先制点をもたらしました。彼の活躍に加え、アギラールが3ポイントシュートで点差を広げ、1Q終了時点で福岡は13点リードを達成します。

激しい攻防の後半戦

しかし、2Qに入ると流れが変わります。福島は中野選手がオフェンスを牽引し、徐々に点差を縮めていきました。福岡は時折ファウルが重なり、防戦一方となる場面も見られましたが、アギラールがまたもや得点を決め、福岡は何とか流れをクールに保ちます。前半を終わってみると、点差は5点にまで縮小されました。

後半のドラマチックな展開

後半に入ると、両チームの激しいディフェンスが試合をさらに白熱させました。福岡は再びギアを上げ、バーレルとアギラールが次々と得点を決め、再び10点以上のリードを奪います。しかし、福島も食らいついてきます。4Qでは、福岡のリードが気がつけば追いつかれ、残り数秒で同点に追いつかれる苦しい展開に。最終的にはそのまま延長戦へ突入。福岡は再びバーレルの3ポイントプレイで同点に持ち込むも、運命の歯車は福島に傾いていきました。

4度のオーバータイム

延長戦では、両チームの選手の疲労感が明らかになりつつも、互いに譲らぬ攻防が繰り広げられます。福岡の村上選手やバーレルが得点を重ね、福島もこれに応じて得点を重ねる。まさに一進一退の攻防で、試合はさらに延長に突入します。しかし、ついには福島が3ポイントシュートやフリースローを決め、福岡は連敗を喫してしまいました。

選手たちの言葉

試合後、福島のHCは「最後のクロージングを締められなかったことが敗因」と振り返り、次への意気込みを語りました。また、村上選手は「貴重な勝利を逃したことが悔やまれる」と語り、次戦への意気込みを見せました。

この試合でバーレルは32得点を挙げ、Bリーグ史上通算9,000得点目という偉業を達成しました。その活躍がチームにとってどれほどの影響をもたらしたかは言うまでもありません。

次回は、強豪神戸との対戦が待っています。これまでの苦い経験を活かし、勝利へとつなげることができるのでしょうか。今後の福岡に期待です。