中高生に新しい仲間と共感を育む「まんがLiving」
2025年9月16日、江戸川区の「共育プラザ平井」に新たな居場所「まんがLiving」がオープンします。このプロジェクトは、中高生がまんがを通して共感し合い、遭遇するさまざまな課題に対する理解を深めるためのスペースです。ここでは、自己肯定感を高め、新しい価値観に出会う機会が提供されます。
「まんがLiving」は、株式会社小学館集英社プロダクションが展開する取り組みの一環で、すでに全国で複数の拠点が開設されています。その中でも、江戸川区の施設は、特に中高生を支援する場所として特化されています。開放的な1階のオープンスペースが特徴で、子どもたちにとって自分を見つめ直し、リラックスできる環境を提供します。
「まんがLiving」の理念
「まんがLiving」という名前には、ふたつの重要な意味があります。一つは、人が抱える健康課題に寄り添い、生きる力を与えること。そしてもう一つは、学校や家庭で感情を共有できる場がない子どもたちに、自然と集まってリラックスできるスペースを提供する「リビングルーム」としての役割を果たすことです。
オープン日は2025年9月16日。営業時間は09:00から21:00まで、小学生は17:00、中学生は19:00まで、高校生は21:00までの利用が可能です。ここでは、遊び心満載の「まんがエリア」、話し合いを通じて共感体験を増やす「しゃべり場」、まんがの特定のシーンを介して気持ちを共有する「心のしおり」、地域の相談窓口に関する情報を提供する「休けい室」、そして来訪者とコミュニケーションを図る「まんがLivingコンシェルジュ」が設置されます。
プロジェクトの背景
この取り組みは、子どもたちが持つ複雑な健康課題を理解し、それに寄り添う形で進められています。まんがを通じた共感体験を重ねることで、子どもたちの心にポジティブな影響を与え、自己肯定感や生きる力を育むことを目指しています。
江戸川区「共育プラザ平井」の2階談話室が、全国5番目の「まんがLiving」として体験の場となります。ここでは500冊を超えるまんがが配架され、各世代のまんがを背景にした対話が生まれます。また、地域の人々とも連携し、相談窓口からの情報提供も行われます。
お問い合わせ
「まんがLiving」に関する詳細や参加方法については、株式会社小学館集英社プロダクションパブリックサービス事業部の担当者までご連絡ください。所在地は東京都千代田区神田神保町で、メールでの問い合わせも可能です。
子どもたちが安心して自分の思いを表現できる場として、まんがを通じての交流が広がることを期待しています。「まんがLiving」は、ただのスペースではなく、未来の可能性を拓くための力強い拠点となることでしょう。