シェルパ、自然言語処理分野の新たな成果を発表へ
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下、シェルパ)は、2026年に開催される言語処理学会第32回年次大会(NLP2026)にて、自然言語処理の領域に関する新たな研究成果を発表することを発表しました。今回発表されるのは、全く新しいアプローチから開発された二つの研究論文です。これらは、企業の情報開示におけるサステナビリティ関連の情報を理解するための基盤を提供することを目的としています。
近年の企業情報開示の動向
企業は、規制が強化される中で、財務情報だけでなく環境や人的資本、ガバナンスといった多様な情報を開示する必要が高まっています。この影響で、サステナビリティに関連する情報量が増加しており、多くはテキストや視覚的なデータを含むPDF形式で提供されています。これに伴い、企業がこれらのデータから正確な情報を抽出し、解釈する能力が求められています。
自然言語処理の重要性
このような状況下において、自然言語処理技術が果たす役割は非常に重要です。具体的には、構造化されていない文書からの情報抽出や、視覚情報とテキスト情報を統合的に処理するAI技術が必要とされています。しかし、日本語の実務文書に特化した評価基盤はまだ十分ではなく、今後の発展が期待されています。
発表される研究論文の概要
論文①: Omni-JDocVQA
- - 日時: 2026年3月10日(火)11:15-12:45
- - 会場: C会場「マルチモーダル / 音声言語処理」(C2-24)
- - 著者: 梶川怜恩、中山功太、小田悠介、神田峻介、赤部晃一、二宮崇、岡崎直観
- - 概要: 「Omni-JDocVQA」と題されたこの研究では、多種多様な文書に対応した日本語の視覚文書理解ベンチマークが構築されています。広範な文書種別ラベルに基づく現実的な質問を特徴とし、実務での適用性を高めています。
論文②: ESG-QA
- - 日時: 2026年3月10日(火)16:55-18:25
- - 会場: Q会場「言語資源・アノテーションと評価」(Q4-10)
- - 著者: 佐多亮明、赤部晃一、神田峻介、小田悠介
- - 概要: 「ESG-QA」と名付けられたこちらの研究は、日本語のESG文書を対象に、マルチモーダルな質問応答ベンチマークを構築します。ページ検索や回答生成、領域検出といった三つのタスクを通じて、文書の理解力を多角的に評価することが特徴です。
NLP2026の詳細
- - 開催日時: 2026年3月9日(月)~3月13日(金)
- - 開催場所: ライトキューブ宇都宮(栃木県宇都宮市宮みらい1-20)
- - 主催: 一般社団法人 言語処理学会
- - 公式Webサイト: NLP2026
参加には事前登録が必要ですので、詳細は公式サイトをご確認ください。
シェルパのビジョン
シェルパは、「利益とサステナビリティが融合する世界を実現する。」というビジョンを掲げ、非財務情報の可能性を引き出すことを目指しています。AI技術を中心とした研究開発を推進し、企業・社会の変革に貢献していくことを誓っています。
会社概要
このように、シェルパは自然言語処理の分野での革新を通じて、企業の持続可能な未来を支援していきます。