合同フードドライブ寄贈式の実施
2025年8月5日、群馬県前橋市役所にて、生活協同組合パルシステム群馬と女子サッカーチームザスパ群馬ルミナスによる合同フードドライブ寄贈式が行われました。このイベントは、地域社会の食品ロスを減少させ、生活困窮者への支援を広げることを目指しています。
参加者と活動の背景
寄贈者として、パルシステム群馬の大平真紀子理事長をはじめ、ザスパ群馬ルミナスからは三科真澄ゼネラルマネージャー及び選手2名が出席しました。また、前橋市側からは小川晶市長が参加し、この寄贈に関する懇談が行われました。
今回の寄贈品は、7月19日に開催された「おおたラグビーフェスティバル2025」において集まった食品です。このフェスティバルでは、来場者に家庭で余っている食品を持ち寄るよう呼びかけ、ブースを設けて献品を募りました。特に、選手たちが一丸となって活動したことで、強いメッセージ性を持ったイベントとなりました。
地域貢献活動への取り組み
寄贈された食品は、前橋市が運営している「前橋市こどもフードパントリー事業」に送られ、必要とされる家庭へ届けられます。リアルでの交流の中で、両団体は食品の寄贈に加え、フードドライブを含む地域貢献の取り組みについて報告し、市長との意見交換を行いました。
パルシステム群馬は、2019年度より、県内の教育機関と協力したSDGsに関する学習会を開催し、地域での取り組みを広めてきました。その中でフードドライブも重要な活動として位置づけ、地域の人々が主体性を持ちながら社会的課題に取り組む機会を創出しています。
このような活動の成果として、群馬県では「令和6年度群馬県環境賞顕彰式」において、地域課題の解決への貢献が評価されました。特に、学校との連携を通じたフードドライブ活動の推進が大きな成功を収めています。
今後の展望
パルシステム群馬は、今後も地域課題に対して積極的に取り組む意向を示しています。他団体との連携を深め、引き続き社会的課題の解決に寄与するために活動を続けていく方針です。今年2025年は国際協同組合年でもあり、その理念に沿った連携を強化しながら、地域社会のために尽力します。
フードドライブを通じて、私たち一人ひとりができる小さな行動が、地域の絆を深め、明るい未来をつくる一助となることを願っています。