多文化共生社会の実現に向けた取り組み
特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会(以下、JII)では、より多くの外国人住民が日本にて安心して暮らせる社会の実現を目指しています。東京都目黒区に位置するJIIが最近導入した「Cistate Translation Proxy」という自動多言語化ソリューションにより、これまでの英語対応に加え、ネパール語対応も始まりました。今後はドイツ語への対応も予定され、ますます多様性のある情報提供が実現します。
Cistate Translation Proxyとは?
「Cistate Translation Proxy」は、Webサイトの自動多言語化を可能にする革新的なサービスです。特定のURLを指定するだけで、公開情報をリアルタイムで取得し、生成AIと独自の自然言語処理技術を用いて自動翻訳する機能を持っています。これにより、従来必要だった翻訳作業の手間やコストを大幅に削減し、効率的な運営が実現されます。
導入の背景
JIIは「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」を通じて、日本のボランティアと地域在住の外国人を繋ぐ活動を行っています。このプログラムは、多国籍の外国人住民が対象であり、Webサイトの多言語対応が重要な課題でした。従来は日本語の情報を逐次翻訳し、ネイティブチェックを通す必要があり、運営リソースが圧迫されていましたが、Cistate Translation Proxyを導入することで、その負担が軽減されました。
今後の展望と新事業
JIIは、2025年2月より「スポットおとなりさん」という新たな事業を開始する予定です。このプログラムでは、地域の日本人ボランティアが外国人住民の日常の困りごとをサポートします。生活インフラ、医療、教育、行政手続きなどの問題に対して、単発的な支援が行われることで、よりスムーズな社会参加が促進されます。
本事業の意義
Cistate Translation Proxyによる多言語化が進むことで、今後も増加する外国人住民への即時的なサポートが可能となり、彼らが日本社会に適応するための中長期的な支援が強化されるでしょう。JIIは、外国人住民と日本人の相互理解を深めるための交流の場を提供し、安心して暮らせる地域作りを続けていきます。
まとめ
JIIは多様性を活かした文化共生社会の理想を実現するため、引き続きさまざまな取り組みを進めていきます。公式サイトでは、活動内容や新たな取り組みに関する情報が随時更新されているので、ぜひチェックしてみてください。
OFPについての詳細はこちら
多文化共生に向けたJIIの公式サイトはこちら
連絡先
特定非営利活動法人 アジア人文文化交流促進協会(JII)
広報担当:
[email protected]
TEL/FAX:03-6452-3760