ツムラが目指す「隠れ我慢」を中心とした健康支援
近年、心身の健康管理が企業において重要視される中、株式会社ツムラはその取り組みの一環として、#OneMoreChoiceプロジェクトを2019年より進めています。このプロジェクトの目的は、生理に伴う心身の不調を抱えながらも「我慢」することが常態化している社会を変えていくことです。具体的には、社内制度「#OneMoreChoice アクション」を導入し、社員が気軽に不調を報告し、必要な支援を受けられる環境を整備しています。
プロジェクトの概要
ツムラが行う#OneMoreChoiceプロジェクトは、「生理のつらさを我慢しなくていい社会へ」というステートメントを掲げており、過去4年にわたり着実に成果を上げてきました。この取り組みでは、生理休暇を社内名称「Femaleケア」と改め、多くの社員がこの制度を利用できるようにすることが狙いです。昨年の統計によると、制度変更後の「Femaleケア」の取得日数は約3.6倍に増加し、利用者数も大幅に増えています。これにより、職場での心身の不調を隠さず、適切に休むことの重要性が浸透しつつあると言えます。
社員の健康管理とアクションプラン
ツムラでは、特に35歳以上の社員を対象に制度を活用した婦人科検診を提供し、さらにはこの受診が全社員に無償で行えるようにしました。具体的には、乳がん検診は78.1%、子宮頸がん検診は75.4%と、国の目標を上回る高い受診率を達成しました。この結果は、毎月配信される「#OneMoreChoice ニュース」や、研修による情報発信を通じて高まった意識の表れです。
隠れ我慢を減らす取り組み
ツムラでは、社員同士の相互理解を進めるために、体験型のオリジナル研修「#OneMoreChoice 研修」を実施しています。この研修では、生理痛をVRで体験するなど、実際の不調を体感することで、より良い理解を促しています。また、管理職や新入社員向けにこの研修を導入し、制度の利用を促進することを目的としています。
健康的な職場の実現に向けて
ツムラは今後も、社員一人ひとりが恥じることなく不調を報告できるよう、制度を進化させていく方針です。具体的には、診断書がなくても取得できる休暇制度を設け、体調の悪化を未然に防ぐ環境づくりに注力しています。
企業・大学への知見の拡散
さらに、社内で培った知見を他の企業や大学に提供するため、#OneMoreChoice 研修は無償で公開されています。これまでに600人以上が参加し、生理やPMSに対する理解を深める機会を提供しています。このような取り組みを通じて、全体の意識改革を促し、誰もが心地よく生活できる社会を目指しています。
まとめ
ツムラの#OneMoreChoiceプロジェクトは、すでに確かな成果を上げています。今後も、この活動を広めていくことで、隠れ我慢をなくし、社員全員が安心して仕事に取り組むことができる環境の構築を目指すことが期待されます。
「生理のつらさを我慢しなくていい社会へ。」このビジョンを掲げ、今後もツムラは進化を続けていきます。