国際連携で進化するアジアのフードエコシステム
2025年4月22日、マレーシア・ゲンティンハイランドのResorts World Awanaにて開催される「Sustainable Food Camp 2025(SFC2025)」では、アジア地区におけるフードエコシステムの構築が進められます。Sustainable Food Asia株式会社(SFA)が主催するこのイベントは、サステナブルな社会の実現に貢献するための国際的な共創の場となります。
3社とのMoU締結
global food ecosystemにおけるイノベーションを推進するため、SFAはマレーシアのGenting Group、中国のZebrafish Capital、そして台湾のHAOSHi ACCELERATORの3社と基本合意書(MoU)を締結しました。この連携によって、それぞれの国におけるアグリ・フードテックのイノベーターを支援し、サステナブルな食産業の共創が加速します。
Genting Groupとのパートナーシップ
特に注目すべきは、マレーシアの大手企業であるGenting Groupとの関係です。同社の新たな起業・共創支援プログラム「SustainBiz Genting」において、SFAは公式パートナーとして名を連ねます。このMoUの中で、SFA CEOの海野慧がSustainBiz Gentingの起業家セッションに登壇し、SFC2025の優勝チームのプレゼンテーションも予定されています。このような取り組みにより、リゾートとフードテックの交差点での新たなビジネスの可能性が広がります。
Zebrafish Capitalとアグリフードスタートアップ
次に中国のZebrafish Capitalとの連携があり、こちらはアグリフードに特化した投資・イノベーション支援を行います。日本と中国のスタートアップとの接続や、トレンドの共有、企業間マッチングなどが進められます。この動きは、両国の企業にとって新たな市場機会を創出すると期待されています。
HAOSHi ACCELERATORとの協力
最後に、台湾のHAOSHi ACCELERATORとの協力も重要なポイントです。65社以上のスタートアップを支援するネットワークを持つHAOSHiとの連携により、相互のアクセラレーションプログラムや政策提言を行い、日本企業との橋渡し役としての役割を担います。これにより、アジア全体の食産業におけるイノベーションの加速が可能となります。
SFC2025の開催概要
SFCは、アジアの食や農業の分野においてサステナブルな社会を実現するために、企業、研究者、政策関係者が集まるプロジェクトです。今年のSFC2023では、97社191名が参加し、環境改善、健康アクセス、社会的公正をテーマに様々なプログラムが実施されました。そして、SFC2025においてはさらに多様な国と地域への広がりが期待されています。
SFC2025 詳細情報
- - 開催日: 2025年4月22日(火)
- - 会場: Resorts World Awana(マレーシア・ゲンティンハイランド)
- - 主催: Sustainable Food Asia株式会社
- - 参加国数: 9カ国
- - 参加企業数: 97社
まとめ
Sustainable Food Campは、国際的な視点でサステナブルな食を考える貴重な機会です。フードエコシステムの強化は、今後も各国との連携によって進んでいくことでしょう。次世代のフードテックイノベーションが生まれていく場として、2025年のSFC2025には大きな期待が寄せられています。