マネーフォワードの通勤手当連携で業務が大幅に効率化
株式会社マネーフォワードは、企業の人事管理業務をサポートするための新機能を追加しました。この機能の導入により、従業員の通勤手当に関する情報が、同社の異なるプロダクト間で自動的に連携され、業務の効率化が図られます。対象となるプロダクトは、『マネーフォワード クラウド人事管理』『マネーフォワード クラウド給与』『マネーフォワード クラウド社会保険』の三つです。これにより、従業員情報の登録から給与計算、社会保険料の算定までが大幅にスムーズに行えるようになります。
新たに実装された通勤手当の機能
1. 通勤手当の強化と多様な通勤方法への対応
『マネーフォワード クラウド人事管理』においては、従業員項目がさらに充実しました。具体的には、【支給条件】【支給月】【支給額】【支払手段】などの項目が追加され、通勤手当の管理がより容易になりました。また、「電車」や「バス」だけでなく、「バイク」「自転車」「徒歩」といった選択肢も加わることで、さまざまな通勤方法に対応できるようになりました。
2. 給与計算の柔軟性アップ
『マネーフォワード クラウド給与』では、通勤経路ごとに支給条件や支給間隔を設定できるようになりました。これにより、たとえば電車代が6ヶ月ごとに支給される一方で、バス代が3ヶ月ごとに支給されるなど、通勤手当の計算が一層柔軟に行えるようになっています。
3. 社会保険との連携強化
『マネーフォワード クラウド社会保険』では、給与計算で設定された通勤経路情報が自動的に反映されるため、手入力による整合性チェックが不要になり、効率的な申請手続きが実現します。
今後の展望
『マネーフォワード クラウド』は、各プロダクト間のデータ一貫性を強化する「コンポーネント型ERP戦略」に基づいてサービスを展開しています。通勤手当の機能改善を皮切りに、「口座情報」「社会保険関連情報」「休業・休職情報」といった分野でもさらなる連携強化を計画しています。このような連携の強化によって、業務の二重管理を削減し、正確な情報の反映を行うことで、企業全体の業務効率を向上させることを目指しています。
具体的な通勤手当連携の手順
1.
情報の登録: まず、『マネーフォワード クラウド人事管理』で通勤手当に関する項目を登録します。
2.
データの取り込み: 登録されたデータを『マネーフォワード クラウド給与』に取り込み、給与計算を行います。ここでは新たな通勤手当に基づき、支給額や課税対象額が計算されます。
3.
社会保険への反映: その後、給与計算結果を『マネーフォワード クラウド社会保険』に取り込み、定時決定や随時改定を行います。このプロセスにより、報酬月額が新たな通勤手当の基準で計算されます。
各プロダクトの概要
- - マネーフォワード クラウド人事管理: 従業員情報を一元管理し、入退社や異動のたびに手間がかかる転記作業を削減します。
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- - マネーフォワード クラウド給与: 簡単なステップで給与計算を行えるツールです。煩雑な業務を効率化し、時間とコストを削減します。
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- - マネーフォワード クラウド社会保険: 社会保険手続きを簡略化し、業務を効率化します。
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会社概要
株式会社マネーフォワードは、東京都港区に本社を構える企業で、特にプラットフォームサービス事業に強みを持っています。
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