未来のシーフードを創造するImpact FoodがGlobal Startup EXPO 2025に出展
食品サブスクリプションサービスを展開するオイシックス・ラ・大地の投資子会社、Future Food Fundが支援するImpact Food社は、代替シーフードの開発を行う新進のスタートアップです。2025年9月17日と18日、日本で開催される「Global Startup EXPO 2025」に出展することが決定し、そのピッチイベントにも登壇します。
Impact Food社とは?
Impact Foodは、カリフォルニア州を拠点とし、サスティナブルかつ健康的な植物由来の代替海鮮類の開発を行っている企業です。その活動の軸には、乱獲と海洋汚染という現代が抱える社会問題の解決があります。同社の取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を企業理念の重要な柱として位置付けています。
代表取締役のケリー・パン氏は、巨大な舞台である万博での出展が「一世一代の機会」だと語り、技術力の強さとシーフードの持続可能性に対する取り組みの重要性を強調しています。また、共同創業者のステファニー・クラウディノ・ダファラ氏は、日本市場への正式な第一歩を踏み出すことを期待していると述べています。
Global Startup EXPO 2025の魅力
「Global Startup EXPO 2025」は、世界中の先端企業やスタートアップ、投資家、研究機関が集結し、地球規模の課題に対する革新的な解決策を共有するイベントです。出展日には、没入型のブースを立ち上げ、未来のシーフード体験を提供します。
来場者は、リアルな食品レプリカとデジタル技術を駆使して再構築された海中の寿司バーを楽しむことができ、Impact Foodのストーリーを体感できます。この展示を通じて、同社の独自のプラントベース技術がどのように本物の風味を再現し、次世代の持続可能な食のシステムに貢献するかを体験することができるのです。
ピッチイベントでの登壇
出展の一環として、9月18日にはピッチイベントにてCEOのケリー・パン氏が登壇し、Impact Foodが持つ革新的なビジョンを披露します。彼らの提案は、食品業界における次世代シーフードのあり方を再定義するものであり、日本の消費者や飲食店、投資家にとって新たな選択肢を提供するものです。
物語を共有する機会
Impact Foodの取り組みは、ただのビジネスではなく、社会問題に取り組む志が込められたストーリーでもあります。水産資源の持続可能な管理と未来の世代の食を守るための努力は、この企業が目指す成果であり、その道のりには多くの挑戦が待ち受けています。
今後の動きとして、Impact Foodは日本国内で初めてのパイロット商品の生産を計画しており、これは日本市場への足がかりとなる特別な瞬間となるでしょう。持続可能な植物由来食品へのシフトが加速する中、彼らの活動から目が離せません。
2025年は、Impact Foodにとって新たな歴史を刻む年となることが期待されます。未来のシーフードを担う彼らの挑戦を、是非確認してみてください。