国際交流が加速
2025-07-30 15:59:10

フィリピン商船大学が日本の商船学校5校との国際交流を開始

海技人材育成の新たな一歩



フィリピンの商船大学である「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」(以下「MMMA」)が、日本の5つの商船高等専門学校との国際的な交流強化を目的とした包括協定を締結しました。この協定により、2025年7月から、富山高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校が参加し、国際交流プログラムが拡充されます。

この取り組みの目的は、各校の教員及び学生、そして学術情報の交流を通じて、お互いの理解を深め、教育および研究の質を向上させることです。特に、全世界で需要が高まる海技人材の育成に向けて、より多様な学びの場を提供することが望まれています。

具体的なプログラムの内容



包括協定に先立って、MMMAは2025年3月に大島商船高等専門学校と東京海洋大学からの学生と教員を受け入れ、約1週間にわたる国際交流プログラムを実施しました。このプログラムでは、参加学生はMMMAの学生と共同生活をし、同じ講義を受講しました。また、シミュレータや船舶実機を使用した実習にも参加し、実際の航海技術を学ぶ機会が与えられました。

さらに、文化交流の一環として、「Cultural Show」も開催されました。参加者はお互いのダンスや音楽、伝統的なパフォーマンスを披露し、文化の違いを尊重し合う素晴らしい時間を過ごしました。プログラムの終了時には、両校の学生が交じり合い、新たな友情が芽生えた瞬間を迎えました。

今後の見通しと期待



この包括協定により、本プログラムの参加校が1校から5校に増えることは、国際交流の深化を意味します。今後、教育現場での連携が一層強化され、海運業界の未来を担う人材の育成が進むことが期待されています。これにより、地域社会への貢献とともに、持続可能な発展に向けた取り組みも強化されるでしょう。

当社は、グループが掲げるサステナビリティの重要課題である「人の活躍と地域社会の発展」に貢献するため、引き続き海技教育の充実に努めてまいります。これからも、より多くの若者がグローバルな視野を持ち、海の専門家として活躍することを願っています。

まとめ

フィリピンの商船大学と日本の商船学校との関係がますます深まる中、国際的な視野を持った海技人材が育成されることは、海運業界全体にとっても大きなプラスとなります。多国籍な視点からの学びを通じて、次世代のリーダーが育つことを期待しましょう。


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