文化体験施設提案
2025-12-25 11:16:18

旧芝離宮恩賜庭園での文化体験提案が評価される最終審査会

旧芝離宮恩賜庭園での文化体験提案が評価される最終審査会



2023年、旧芝離宮恩賜庭園を舞台にした文化体験施設の提案が、株式会社世界貿易センタービルディング(WTC)と東京都市大学との産学連携プログラムの一環として実施された最終審査会で注目を浴びました。このプログラムは、学生たちが実際の地域特性を考慮しながら魅力的なアイデアを生み出すことを目的に設計されています。

概要と目的



WTCと一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメントの協力のもと、東京都市大学 都市生活学部の学生たちは、文化体験施設およびそのPR施策について考案しました。プログラムには新たに導入されたメンター制度があり、WTCの社員やまちづくりの専門家たちが学生を支援する役割を果たしました。これにより、学生の独自のアイデアと実務的な知見との融合が図られ、より実践的な提案が期待されました。

最終審査会では、各チームが自身の提案を基に、調査結果や分析をプレゼンテーションしました。審査にあたっては、独創性、論理性、デザイン性、プレゼンテーション力などの観点が重視されました。

表彰結果



最優秀賞


  • - チーム名:マネズ
発表内容は「報奨旅行客をターゲットにした『道』の体験施設『季和苑』」。このプロジェクトでは、弓道や茶道など日本文化の「道」を取り入れ、報奨旅行で来日する外国人を主要ターゲットとした施設が提案されました。このように、日本ならではの四季を体験するプログラムが高く評価されました。

ベストイノベーター賞


  • - チーム名:O3A2
「江戸の大名庭園を、現代の手のひらに」というテーマで、盆栽を通じて庭園と人々を結びつけるプログラムが発表されました。育成体験を含め、地域住民にもその魅力を広めることを視野に入れた提案が評価されました。

ベストパフォーマンス賞


  • - チーム名:錦鯉
「Neo和景 ― 庭園と都市がとけ合う甘味体験 ―」では、ネオ和菓子を用いて、歴史的景観と峯町の都市性を融合させた提案が行われました。明晰なコンセプトと構成力がポイントでした。

ベストデザイン賞


  • - チーム名:ハナミズキ
「いってきます」と「ただいま」をテーマにした陶芸体験型の文化体験施設が紹介され、体験の情緒を視覚化した高度な資料構成が高く評価されました。

学生たちの声



プログラムを通じて参加した学生たちは、旧芝離宮恩賜庭園の魅力や可能性を発見し、それが実在のまちに対する企画の重要性をより深く理解するきっかけとなったと語っています。浜松町でのまちづくりに関わることで、実社会での学びが得られたことが大きな成果だと感じています。

まとめ



今回のプログラムは、学生がまちづくりに関与し、地域の発展に寄与するための重要なステップとなりました。今後もこのような新たな取り組みを通じて、浜松町芝大門エリアのさらなる魅力を引き出し、地域の発展に貢献することが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 文化体験 WTC 旧芝離宮

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。