自分の骨に置換される新しい人工骨でエラ再建プロジェクト始動
美容外科において、「小顔」を求める傾向が強まる中、輪郭形成手術の一つ、エラ骨切り術に対する需要が急増しています。この手術は、よりスリムなフェイスラインを形成し、特に人気があります。しかし、その背景には術後にエラ部分を過剰に切除されたことによる悩みも多く存在します。その結果、以下のような症例が増えてきました。
- - エラからオトガイにかけてのラインが凹み、“犬顎”と称される顔貌に。
- - 側面から見たフェイスラインが不自然な形状に。
- - 一時的な流行に流され、過剰に骨を切ってしまった結果、本来の顔の形に戻したいという声。
一度切除した骨を元に戻すことは非常に難しいですが、形成外科では、医療的な観点から、疾患や外傷、腫瘍切除、先天性疾患による欠損に対し、再建手術を行い、元の形に戻すことを目指しています。ここで強調したいのが、ザ・プラス美容外科のアプローチです。同院は、形成外科の専門知識と技術を駆使しながら、美容の観点からも配慮した再建治療を提供しています。
新技術を用いた顔面骨の再建方法とは?
エラ再建に対する需要が高まる中、従来の再建方法にはいくつかの懸念点がありました。これまでは硬度が高く、柔軟性に乏しいハイドロキシアパタイト製の人工骨が一般的に用いられており、外部からの切開が必要だったため、傷跡が残るリスクが伴いました。このため手術を諦める患者も少なくありませんでした。そこで、ザ・プラス美容外科は2024年に3Dバイオプリンティング技術を持つ韓国の企業と提携し、初めて自家骨に置換される新しい人工骨を導入しました。これは、ポリカプロラクトン(PCL)およびβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)を元にした素材で、すでに韓国では保険診療において使用されている安全性の高いものです。
この新しい人工骨には以下のような特徴があります。
1.
柔軟性のある素材: 口腔内からアクセスできるため、顔面に傷跡が残りにくい。
2.
生体適合性: 術後は自然に自家骨に置換されるため、長期的な安心感があります。
3.
オーダーメイド設計: CTデータを基に、個々の骨格に最適化された精巧な再建が可能。
これにより、これまで再建を諦めていた患者にも新たな選択肢が提供される見込みです。
臨床実績発表とモニター募集
2024年に新たな人工骨を導入して以降、同院では数多くの再建症例に取り組んできました。2025年4月16日に開催される第68回日本形成外科学会で、坂本好昭医師が「3Dバイオプリンティング人工骨による顔面骨の再建」をテーマに臨床実績を発表します。
本発表では、他院での輪郭形成手術後、不幸にもエラを過剰切除された患者様に対する再建手術の成果が取り上げられます。術後1年の経過観察では、CT画像で明確に骨の再構成が確認され、元のエラ骨に近い形態を再建できていることが示されています。この研究成果は、新たな再建技術の有効性の可能性を示すものですが、まだ国内での症例数が限られているため、さらなるデータの蓄積が求められています。
このため、ザ・プラス美容外科では、再建を必要とする患者様を対象にモニターを募集します。対象は過去に骨切り手術を受け、エラや輪郭の不自然さに悩む方です。
モニター条件
- - 技術手技料は0円(通常165万円のところ)。
- - 検診や診察に協力して下さること。
- - 学会発表やSNSに症例写真の掲載に同意できること。
- - 手術に先立ち、一定額のデポジットがあります。
今後の展望
ザ・プラス美容外科では、美容外科の美しさを追求するだけでなく、医療的な機能改善も考慮に入れた手術を提供しています。再建技術の普及を目指し、さらなる研究と臨床において真摯に取り組み、美容医療の発展に貢献していきます。
ザ・プラス美容外科 代官山院
- - 所在地: 東京都渋谷区猿楽町28-13
- - 設立: 2021年3月31日
ザ・プラス美容外科 名古屋院
- - 所在地: 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目18-22
- - 設立: 2023年5月10日
この新たなエラ再建プロジェクトに興味がある方は、ぜひご連絡ください。