ゼオン新工場建設
2026-02-18 23:47:13

日本ゼオン、山口に新シクロオレフィンポリマー工場を建設へ

日本ゼオン、新しいシクロオレフィンポリマー工場の起工式を実施



日本ゼオン株式会社が、山口県周南市由加町において新しいシクロオレフィンポリマー(COP)生産プラントの建設に着手することを発表しました。このプロジェクトは、2026年の3月から本格的な工事を開始し、2028年度上期には完成を目指しています。

今回の新プラントの建設は、COPの需要が急速に高まっている背景があるためです。COPは、光学分野、医療分野、そして半導体用途まで幅広く使われており、さらなる需要の拡大が期待されています。この新しい工場が稼働することにより、COPの年間生産能力は現状比で約30%増加する見込みです。

新しい工場は「日本ゼオン株式会社 徳山工場東製造所」と名付けられ、既存の徳山工場と連携して、周南地域での事業拡大を図ります。これにより、地域経済にも大きな貢献が期待されます。

起工式の様子



2026年の2月18日、現地にて起工式が行われ、山口県知事や周南市長、地域の来賓らが出席しました。この式典では、ゼオンの代表取締役社長である豊嶋哲也氏や、工場長の本間彰氏を含む62名の関係者が参加し、工事の成功を祈る神事も行われました。豊嶋氏は記者会見で、「COPの旺盛な需要にお応えできることが長年の夢でした。今回の素晴らしい条件で工事を開始できることに感慨深い」と述べました。

COPの特長と用途



シクロオレフィンポリマーは、ゼオンが独自に開発した高透明なプラスチックで、その優れた光学特性や低吸水性といった特徴が評価されています。現在、光学フィルムや光学レンズなどの光学用途に加え、医療用のシリンジや細胞培養プレート、半導体搬送容器などに幅広く使用されています。これらの分野での展開が進む中、要求される品質に応じた生産が可能となる新工場の稼働が期待されています。

中期経営計画と今後の展望



ゼオンは、中期経営計画であるSTAGE30の第3フェーズにおいて「モビリティ」「医療・ライフサイエンス」「情報通信」「GX」といった成長分野へのリソース集中を図っています。そして、COPの拡大を成長のドライバとして位置づけ、さらに新たな製品開発に努めていく意向です。また、この新工場は水島工場に続く第2のCOP生産拠点となり、複数拠点による供給の安定化を目指します。

ゼオンは今後も持続可能な社会への寄与を目指し、社会が求める製品やサービスの提供を通じて、「持続可能な地球」と「安心かつ快適な生活」を実現していく方針です。地域経済への貢献も視野に入れつつ、ゼオンのさらなる成長と発展に期待が寄せられています。


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