アート村作品展 -私たちの羽田空港-
2025年9月30日、羽田空港第2ターミナルのスカイデッキ南側通路にて、特別なアート展が始まりました。『アート村作品展 -私たちの羽田空港-』では、株式会社パソナハートフル所属のアーティスト社員による、飛行機や空港をテーマにした約25点の作品が展示されています。この展覧会は、障害を持つアーティストたちの独自の視点と表現技法が反映された作品を通じて、訪れる人々に新たな感動を提供しています。
パソナハートフルは、"才能に障害はない"という理念のもと、1992年に設立されました。その中にある「アート村」は、芸術活動を通じた就労支援の場として、2004年からは絵を描くアーティスト社員を雇用し、現在では22名が活躍しています。彼らはそれぞれの特性を活かし、個性豊かな作品を創作しています。
今回の作品展では、アーティストたちが描く羽田空港の美しい風景や、発着する飛行機の姿に焦点が当てられています。展示される作品は、日常の中で見逃されがちな空港の魅力を再発見させてくれることでしょう。アーティストたちは、自らの障害特性を生かしたユニークな技法を用いることで、普通の視点とは異なる世界を切り開いています。例えば、岩本悠介さんの「羽田空港夜景」や、森永翔さんの「エアバス A380」など、目を引く作品がズラリと並びます。彼らの作品には、空港が持つダイナミズムと、そこに集う人々の思いが込められています。
このイベントは、9月30日から10月14日までの期間中開催され、すべての観覧者に無料で公開されています。さらに、毎日10時から17時までは、作品をモチーフにしたオリジナル商品も販売されるという嬉しい特典もあります。アートだけでなく、実際にその作品からインスパイアされた商品を手に入れることができる貴重な機会です。
羽田空港を訪れるすべての旅行者やアート愛好者にとって、今回の『アート村作品展』は見逃せないイベントです。ぜひ足を運び、障害者アートの魅力を感じてみてください。これを機に、障害者アーティストたちのひたむきな創造力と情熱に触れ、彼らの活動を支援するきっかけとなることを願っています。作品展に関するお問い合わせは、株式会社パソナハートフルの「アート村」までどうぞ。