心をつなぐ新しいコミュニケーションツール「おもてなしOmat」
9月から販売が始まった「おもてなしOmat」は、株式会社丸庄が手掛けた新しい体験を提供するツールで、心温まる出会いを形にするアイテムです。この商品は、温泉旅館での一枚の手書きメッセージからインスパイアされ、その温かさを多くの人に広げたいという思いから生まれました。
「おもてなしOmat」とは?
「おもてなしOmat」は、ランチョンマットとしての機能に加えて、折り紙の折り方や日本の文化、マナーに関する豆知識が詰まった多機能ツールです。食事を囲む際に、このアイテムを利用することで、国籍や世代を超えたコミュニケーションが生まれ、皆が楽しく会話を楽しむきっかけとなります。また、使用後は持ち帰ることができ、思い出の品としても活用できます。
開発の背景と感動の体験
この商品を開発した木村さんは、温泉旅館でのある出来事がきっかけでした。夕食時、席に置かれた一枚の和紙には、仲居さんの丁寧な手書きのメッセージがありました。「遠いところ、お疲れ様でした。どうぞごゆっくりお寛ぎください。」 という心温まる言葉が、彼女の心を軽やかにし、同席していた家族との交流をも促しました。
このような体験を他の人にも提供したいという思いから、彼女は「おもてなしOmat」を考案しました。この製品が、旅先の温もりや思い出を共感できる瞬間を生み出すことが目標です。
折り紙が持つ力
木村さんは「誰もが楽しむことができるコミュニケーションを生み出すには何が良いか」と考えたとき、日本の代表的な文化である折り紙に注目しました。折り紙は、一人でも楽しめますが、他の人と一緒に折ることでより素敵な思い出が生まれます。これにより、外国人とも言葉の壁を越えて楽しむことができると彼女は確信しました。
製品デザインには、視覚的に分かりやすいイラストを使用し、さらに補助的に動画も用意しました。身近な素材を通じて日本文化を学び、楽しむことができる仕掛けとなっています。
紙に書くことで伝わる想い
「おもてなしOmat」では、裏面に施設名やロゴ、さらには宿泊施設からのメッセージを書けるスペースがあります。これにより、1枚の紙が思いやりや感謝の気持ちを伝える手段となります。手書きのメッセージこそが温かさをもたらし、心に残る思い出を作る手助けをします。
今後の展望
®おもてなしOmatの今後の展開として、観光地の名所や文化を取り入れた地域限定版の企画や、多目的に使用できるバージョンの開発が予定されています。また、インバウンドの観光客への展開も視野に入れており、日本の文化とおもてなしを全世界に広める新たな手段として期待されています。
この新商品「おもてなしOmat」が、多くの人々に忘れられない瞬間を提供し、心に残る想い出づくりの一助となることを願っています。
会社の背景
丸庄は1745年に創業され、すでに280年以上の歴史を持つ老舗の印刷会社です。江戸時代から続く紙のプロフェッショナルとして、商業印刷やデジタルメディア企画など幅広い事業を展開しています。自社ブランドの「maru+mono」では、紙の可能性を最大限に生かした商品を提供し、地域活性化にも貢献しています。今後も「おもてなしOmat」を通じて、日本の伝統文化を広めていきたいと考えています。
株式会社丸庄は、特に「おもてなし」をテーマとした商品を増やし、観光業界にも影響を与える存在へと成長していくことでしょう。