KPMGジャパンがブラインドサッカーを支援する新たな賞を設立
2023年、KPMGジャパンは日本ブラインドサッカー協会(JBFA)が主催する「LIGA.i2024」において新しく「IDE共創Award」を創設しました。この賞は、視覚障がい者と健常者が共にスポーツを楽しむ社会の実現を目指し、LIGA.iの価値向上に最も貢献したチームに授与されます。
背景と目的
KPMGジャパンは、ブラインドサッカーの普及・発展に貢献することを目指し、JBFAのビジョンに賛同して、トップリーグの冠スポンサーとして活動しています。また、インクルージョン・ダイバーシティ・エクイティ(IDE)の観点から社会における競技の価値を可視化する取り組みも行っています。特に注目すべきは、LIGA.iを中心にIDE共創マップを作成し、各チームの活動を評価するための基準を築いたことです。
受賞チームの発表
「IDE共創Award」の初回受賞チームは「buen cambio yokohama(ブエンカンビオ横浜)」です。受賞の決定は、LIGA.i2024に参加した4チームからのヒアリングを基に行われました。チームは地域活動やリーグ興行に関する取り組みを評価され、見事にこの名誉を手にしました。
受賞の喜びと今後の展望
受賞チームのキャプテンを務める齊藤悠希選手は、「チームとして大切にしてきたことを評価されて嬉しい」とコメントしました。チーム名に込められた「buen cambio」は、「良い変化」を意味し、チームが関わるすべての人々にポジティブな影響を与えることを目指しています。
buen cambio yokohamaは、地域の自治体や教育機関、障がい者サッカー団体と連携し、年間約40回の体験会やイベントを通じて、ブラインドサッカーを広める活動に取り組んでいます。今後も地域イベントや学校向けの出張授業を通じて、競技力の向上とともにチームの活動を広報し続ける意向を示しています。
LIGA.i2024の結果
なお、「LIGA.iブラインドサッカートップリーグ2024」の優勝チームは品川CC パペレシアル、準優勝はfree bird mejirodaiに決まりました。KPMGジャパンは、JBFAと共に「パラスポーツをスポーツに!」を合言葉に、特に障がい者スポーツの発展に向けた支援を続けています。
まとめ
KPMGジャパンの「IDE共創Award」は、ブラインドサッカー界に新たな風を吹き込む重要な取り組みです。この賞の設立により、視覚障がい者と健常者が共にスポーツを楽しみ、良い変化をもたらす社会の実現がより具体的なものとなっていくでしょう。今後のチームの活動や成果にも要注目です。