行田市古墳公園の活動
2026-07-14 12:33:02

行田市さきたま古墳公園でのクビアカツヤカミキリ捕獲活動

行田市さきたま古墳公園でのクビアカツヤカミキリ捕獲活動



2026年7月7日、埼玉県行田市の「さきたま古墳公園」にて、株式会社アサンテが特定外来生物、クビアカツヤカミキリの成虫捕獲作業を実施しました。公園管理者の支援を受け、約5時間にわたり公園内の巡回を行い、害虫の捕獲と薬剤効果の確認に取り組みました。

クビアカツヤカミキリは、桜、梅、桃などのバラ科植物を主な食料としており、2012年に初めて愛知県で見つかって以来、日本各地に被害が広がっています。2026年2月の時点で、東京都や大阪府などを含む17都府県で被害が確認されています。さきたま古墳公園でも、桜や梅に対する甚大な被害が報告されたため、アサンテでは積極的な対策を行っています。

これまでに、約180本の桜に対する被害調査や駆除作業を行い、今回で2度目の効果検証となります。公園内の桜や梅を中心に成虫を探し、結果として約140匹の捕獲が成功しました。樹幹注入剤による駆除が施された桜では、新たなフラス(虫の活動の痕跡)はほとんど見られなかった一方、未対策の木々では新しいフラスが多く確認されました。このことから、地域における持続的な対策の重要性が再確認されました。

活動中には訪れた一般の方々からも、地域の桜並木や自宅の梅の木への被害についての話が寄せられ、クビアカツヤカミキリへの関心が高まっていることを実感しました。公園管理者であるさきたま史跡の博物館の金子部長も、「広範にわたる調査や捕獲活動には相当な時間とリソースが求められる」と語り、アサンテの協力に感謝の意を示しました。

クビアカツヤカミキリとは?


クビアカツヤカミキリは、中国や台湾、朝鮮半島が原産の外来種で、体長は25mmから40mmまで成長します。赤い前胸部が特徴で、オスとメスで触角の長さに違いがあります。この虫は、樹皮に卵を産み付けた後、幼虫が樹木内部に侵入し、樹木の成長に重要な部分を食い荒らすため、被害が深刻です。幼虫は約2年間成長し、特に4月から10月の期間に活動が活発になるため、この時期の対策が重要です。

今後の展望


アサンテは、埼玉県や公園管理者と連携しながら、地域の貴重な自然環境を守るために活動を続けていく方針です。金子部長は、「市民や団体との連携は、クビアカツヤカミキリ対策において不可欠だ」と強調しました。また、アサンテの菊池営業企画部長も「地域の美しい樹木を守るためには、専門的知識と技術を生かして、皆で協力し合うことが重要」と語り、今後のさらなる活動を見据えました。

私たちの周りの自然環境を守るために、引き続き意識を高め、地域社会との連携を深めていくことが求められています。この取り組みが、未来の世代にとっても価値あるものとなることを願っています。


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