スパイスファクトリーとフライング・ペンギンズの資本業務提携
スパイスファクトリー株式会社と、株式会社フライング・ペンギンズが資本業務提携に関する基本合意書(LOI)を締結したことが発表されました。両社は、デジタル変革(DX)の推進と、優れた構造デザインの知見を融合し、業界全体でのイノベーションを加速することを目指しています。これにより、日本発の新しいビジネスモデルを創出し、社会の様々な課題解決に取り組む予定です。
合意の背景
スパイスファクトリーは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」という理念のもと、デジタル技術を用いた社会課題の解決に注力しています。一方で、フライング・ペンギンズは、企業の変革や新規事業の創出に強みを持つ構造デザイン専門のファームです。両社の提携により、デジタル実装力と構造的思考を統合し、企業変革のプロセス全体をサポートできる体制を強化します。
今後の活動計画
両社は、今後のデューデリジェンス(DD)プロセスを経て、具体的な協業内容を検討していくとしています。研究開発や人材育成、案件の創出等において、国内外のパートナー企業や研究機関との連携も視野に入れています。これにより、持続的な成長基盤の構築を進め、より高いレベルのイノベーションを日本から発信することを目指しています。
CEOのコメント
スパイスファクトリー CEO 高木広之介氏
高木氏は、「デジタル黒船の影響を受け、日本の知がうまく活用されていない状況がある」と指摘し、本合意を通じて日本の強みを活かした再帰的イノベーションモデルを構築する意欲を示しました。「日本の知を結集し、世界の未来を設計する」というビジョンにワクワクしていると語ります。
フライング・ペンギンズ CEO 土屋晃胤氏
土屋氏は、組織の分断と実行力不足がイノベーションの妨げだと述べ、スパイスファクトリーとの提携に期待を寄せています。アジャイルな実践力と構造デザインの知見を融合させることで、日本企業が持つ潜在力を最大化するモデルを探求していくとのことです。日本独特の「すり合わせ」と「想像」力を融合し、新しいものづくりの形を創出する考えです。
両社の強み
スパイスファクトリーは、360°のデジタルインテグレーションを提供する企業であり、幅広い業界のデジタル変革に携わってきました。教育や医療、エンタメなど多様な分野での実績があり、アジャイル開発を通じて迅速な価値創造を実現しています。一方、フライング・ペンギンズは、UXや技術を統合した独自の企画方式に基づく支援体制が強みで、ビジネスモデルの構築から組織開発まで一貫してサポートします。
結論
この資本業務提携により、両社は日本のデジタル変革をさらなる高みへと導き、新たなビジネスモデルをグローバルに発信することを目指します。これからの活動に期待が寄せられています。