VRで学ぶ岡山
2025-09-28 15:38:18

岡山大学のVRプロジェクトが大阪万博で観光DXを推進

岡山大学、観光DXをVRで体感!



2025年夏、岡山大学が大阪・関西万博で新たな試みを披露しました。このプロジェクトは、学生たちが主体となり、地域の観光振興を目的とした観光DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するものです。

岡山大学は、文部科学省の支援を受け、老若男女が楽しめる観光を実現するための取り組みとして、高梁市と共同で特設ブースを設けました。そのテーマは「空から見よう!天空の山城 備中松山城」。学んだ技術を駆使し、ドローンによる空撮映像を上映し、さらに来場者はVRゴーグルを装着して、まるで雲海の上を飛んでいるかのような臨場感あふれる体験をしました。

特に目を引いたのは、岡山大学の学生と大学発のベンチャー企業が共同制作した3Dメタバース映像です。この映像では、中世の備中松山城や、高梁市の愛されキャラクター「猫城主さんじゅーろー」が仮想空間で再現され、訪れた人々はまるで城下町を探索しているかのような感覚に浸ることができました。

来場者からは「映像が美しい」、「これまでにない視点から城を見れた」との声が多く寄せられました。また、車椅子利用者もVR体験に挑戦する様子が見られ、「誰もが観光を楽しむ社会」の実現に向けた道筋を感じ取ることができたといいます。最終日には、備中神楽保存会による演舞や、高梁市長、猫城主さんじゅーろーも加わった観光PRが行われ、会場は一層の盛り上がりを見せました。

このプロジェクトは単に観光PRに留まらず、観光DXを通じて地域の抱える様々な課題を解決することを目指しています。学生たちは、「地域の魅力をどのように伝え、誰もが楽しめる体験に昇華するか」を考え、来場者の反応をリアルタイムで観察することで貴重な学びを得ました。

さらに、制作した映像やドローン模型は、2025年の「岡山大学 R&D Showcase」にも展示される予定です。また、来る雲海シーズンに関連したイベント上映や、高梁市内での常設展示も計画中であり、地域振興と地域社会の幸福度向上に向けた一翼を担うことが期待されています。

今回の取り組みが、地域の未来や観光業の新たな可能性を切り開く一助となることにご期待ください。


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