Dwilarが資金調達
2025-12-31 18:40:19

Dwilarが1.5億円の資金調達を実施、外国人向け与信判定AIの進化へ

Dwilarが1.5億円の資金調達を実施



外国人向けの与信判定AIを手掛ける株式会社Dwilarが、プレシリーズAラウンドにおいて約1.5億円の資金を調達しました。この資金調達は、既存株主の9 capital、新規投資家のMTG Ventures、Shinryo Fund、エンジェル投資家らが参加して行われました。

資金調達の背景と目的



Dwilarは、63か国の信用情報機関や主要オープンバンキングAPIと連携し、外国人が母国の信用情報を活用し入居審査や金融サービスを受けられる越境与信プラットフォームを展開しています。2025年2月のサービスリリース以来、21の国籍に対応していましたが、今回の資金を活用して、新たに南米・東南アジア・中国・韓国の42か国の移住者に対する審査プロセスを整備することを目指します。これにより、日米への移住者の多くをサポートする体制を築くことが可能となります。

さらに、今回得た資金はカンボジアやネパール、バングラデシュなどの東南アジア圏の国籍拡充にも利用され、与信判定が課題でした従来のクレジットなしのユーザー層に対しても、キャッシュフローデータを基にした与信判定機能を構築していく予定です。

新たな人材の招聘



Dwilarは、CTOとしてTobias Andersonを正式に迎え入れました。Tobiasは、KlarnaやWiseでAI与信判定チームをリードした経歴を持ち、今回は入力情報の解析能力を活かし、既存の与信データ項目を強化し、キャッシュフローに基づく新たな与信判定の仕組みを作り上げることに挑みます。

また、Experianでクオンツを担当していたManhar Hemantがデータアナリストとして参加します。彼は10年以上の業界経験を活かし、与信モデルの構築や精度向上を図ります。Dwilarが取得する与信情報をもとに独自のスコアリングシステムや審査ロジックを整備し、さらなるサービスの向上を目指します。

Dwilarの概要



Dwilarは、外国人向け与信判定AI SaaSを日本とアメリカで展開しています。63ヶ国の与信情報機関やオープンバンキングシステムと連携し、外国人が移住先での生活基盤を構築するための支援を行っています。また、AI Agent機能によるプロセス自動化が、そのサービスの大きな強みとなっています。

会社概要


  • - 会社名: Dwilar, Inc.
  • - 設立: 2024年2月
  • - 代表者: 中村 嘉孝
  • - 所在地: 214 Homer Ave, Palo Alto, CA 94301 アメリカ合衆国

今回の資金調達をきっかけに、Dwilarはさらに多くの外国人に対して、より良い与信判定サービスを提供できる体制を整えていくことでしょう。これからの展開が楽しみです。


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