石岡瑛子 I デザインGINZA
東京・銀座に位置するメゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(MMM)で、2025年9月5日から2026年1月10日まで「石岡瑛子 I デザインGINZA」が開催されることになりました。大日本印刷株式会社(DNP)が運営するこのアートスペースでは、世界的に活躍したアートディレクターでデザイナーの石岡瑛子氏(1938-2012)の作品を特集し、多くの来館者に新たなインスピレーションを提供します。
展覧会の背景
「石岡瑛子 I デザイン」展は2013年に北九州市立美術館からスタートし、全国の美術館を巡回。その反響の大きさは称賛に値し、過去に開催された「石岡瑛子グラフィックデザインはサバイブできるか」と「SURVIVE-石岡瑛子デザインはサバイブできるか」といった展覧会も多くの人々を惹きつけました。彼女の作品は、1960年代から1980年代にかけてのグラフィックデザインを中心としており、広告キャンペーンや書籍デザイン、アートワークに至るまで、幅広い範囲を含んでいます。
展示内容と来館の魅力
「石岡瑛子 I デザインGINZA」展では、展示された作品を通じて、石岡氏の表現に触れることができます。彼女が生涯を通じて追求した、強いメッセージ性と独創的な美しさを持つデザイン作品は、今なお観る者を魅了し続けています。展示空間には、彼女の作品や言葉がもたらすインスピレーションを感じられるような工夫が施されており、当時の時代背景を感じることができるエレメントとして、象徴的な「赤テント」が取り入れられています。これは彼女のデザインに対する情熱を具現化したものであり、その熱量は今もなお心に響くものがあります。
開催概要
展覧会の日程は、2025年9月5日(金)から2026年1月10日(土)までで、開館時間は11:00から19:00まで。会場はメゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンドの3階アートスペースとなるほか、日曜・祝日は休館日です。また、地下1階のライブラリは月曜日に休館しているのでご注意ください。入館料は無料であり、誰でも気軽にアートに触れる機会があります。
メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンドについて
メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(MMM)は、DNPが文化活動の一環として2003年に開設した施設で、“暮らしにアートを”をテーマにしています。世界中のミュージアムに関する情報提供や、アート関連グッズの展示・販売を行っており、隣接するギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)と連携して、日々新たなアート体験を提供しています。
まとめ
「石岡瑛子 I デザインGINZA」は、アートファンならずとも多くの人々に新たな視点や感動を与える展覧会です。旅行の一環として、或いは日常からのちょっとした息抜きとして、ぜひ銀座を訪れてみてはいかがでしょうか。石岡瑛子の多彩なデザインの世界に浸る素晴らしい機会となることでしょう。皆様のお越しを心よりお待ちしております。