Netskopeが新たに提案するデータセキュリティの未来
クラウドとAIの時代が進展する中、企業はますます多様なデータセキュリティのツールを運用する必要に迫られています。それに伴い、Netskopeが2026年8月4日に発表した「Netskope One DataSec Command Center」は、セキュリティチームにとって強力な味方となる新しい統合プラットフォームです。この中心的な制御プレーンは、様々な環境における機密データの検出、把握、追跡および保護を一元化することで、組織のデータセキュリティを飛躍的に向上させることを目指しています。
現状のデータセキュリティの課題
g> インシデントが発生した場合、68%のセキュリティチームが機密データの行方を特定するのに数日以上を要しています。
組織の多くは、データのセキュリティに関して深刻な課題に直面しています。「2026 Netskope Data Security Report」によれば、51%の組織が11種類以上の個別のデータセキュリティツールを使用していますが、ツール同士の統合が進んでいないことが問題です。わずか7%の組織のみが、自社のセキュリティツールが完全に統合されていると回答しました。
こうした状況により、セキュリティチームはデータの流れを把握することが難しく、また、数日以内で重要なデータの経路を再構築することができる組織はわずか4%に過ぎません。情報のサイロ化や手作業による調査が、データセキュリティを複雑にし、AIの急速な普及もこれに拍車をかけています。
新プラットフォームの特長
Netskope One DataSec Command Centerは、セキュリティとネットワーク技術の最新の融合を実現します。このプラットフォームは、クラウド、AI、オンプレミスなど、あらゆるデータ環境において
機密データを管理するための中心的な要素です。以下にその主な機能をいくつか紹介します。
1.
データセキュリティポスチャとリスクの可視化
常時稼働するダッシュボードにより、DLPやDSPM、SWG、CASBなどのシグナルを解析し、リスクを可視化します。
2.
データリネージ
「Netskope One Data Lineage」との連携で、データの流れを一貫して追跡できるインターフェースを提供します。
3.
インテリジェントな適応型セキュリティ
リスクシグナルを自動的に分析し、ポリシーの調整を行うことで、迅速な対策が可能になります。
4.
エージェントを活用した運用
セキュリティインシデントの検出と解決を高速化するために、Netskope DLP AISecOps Agentと連携します。
未来へのビジョン
Netskopeの共同創業者であるSanjay Beri氏は、組織が抱えるデータセキュリティの課題について、「問題はツールの不足ではなく、データ量の膨大さと、それに起因するリレーションシップの断絶です」と語ります。統合されたデータセキュリティ環境を構築することで、企業は現在よりも迅速に問題に対応できるようになるでしょう。
また、カナダの法律事務所Borden Ladner Gervais LLP(BLG)のITサイバーセキュリティディレクターであるWayne Cross氏は、セキュリティスタックの断片化がもたらす課題を指摘し、この分野でのスタンダードを変えるための強力なツールが「Netskope One DataSec Command Center」であることを強調しました。これにより企業は、データ保護を戦略の最優先事項として位置付け、セキュリティ体制を整えることができるのです。
以上のように、「Netskope One DataSec Command Center」は、データセキュリティの未来を見据えた画期的なプラットフォームです。Netskopeは2026年秋に一般提供を開始する予定であり、これにより企業が安全にデータを扱い、リスクを軽減する一助となることでしょう。