防災用蓄電池発表
2025-12-02 16:44:25

ダイヘン、国内初の消防認定を受けた防災用蓄電池が登場

ダイヘンの新しい防災用蓄電池



株式会社ダイヘンが新たに市場に投入した「防災用蓄電池パッケージ」は、国内で初めて消防認定を取得したリチウムイオン電池を使用した非常用電源です。この製品は、2023年7月30日に改正された消防法に基づき、常用と非常用が兼用できる蓄電池の導入が可能となったことを受けて開発されました。これは、非常時だけでなく、平常時にも利用できるため、再生可能エネルギーの活用が期待されます。

本製品の特徴としては、まず「低騒音性」が挙げられます。一般的にディーゼル発電機は約105dBもの音を発するのに対し、ダイヘンの蓄電池は約75dBと静かな運転を実現。周囲への環境負荷が少ないため、設置先でも安心して利用できます。また、振動や排気ガスも発生せず、使用中のストレスを減少させます。

特定防火対象物に対する重要性



本製品は特定防火対象物向けの非常用電源としての役割を果たします。これは、多くの人が利用する建物や、災害時に避難支援が必要な方がいる施設において、消防法と建築基準法に基づき設置が義務付けられています。非常用電源は、停電時に重要な消防用設備や避難設備が稼働するための基盤となります。

日本国内では、すでに約20万台の非常用電源が設置されており、その大半はディーゼル発電機を用いています。しかし、本製品はその新しい選択肢として、静音性や環境負荷の軽減において優れた性能を誇ります。

コスト面での利点



運用開始から20年間で、ディーゼル発電機に比べてトータルコストを10%以上削減可能です。そのひとつの理由は、平常時に電力のピークカットができる点です。これにより、電力使用量の多い時間帯のコストを下げることができます。また、自家消費型の太陽光発電設備と組み合わせることで、さらに電気料金の節約が期待されます。

メンテナンス面においても、ディーゼル発電機では必要な負荷試験や燃料交換が不要になるため、大幅なコスト削減が可能です。また、設置環境による騒音対策や振動対策も省略でき、経済的な負担を軽減します。

最後に



この「防災用蓄電池パッケージ」の受注は2025年12月15日から開始されます。この革新的な製品は、個々の衝撃から人命や財産を守る助けとなるだけでなく、持続可能な未来にも貢献することが期待されています。ダイヘンは、環境問題やエネルギーコストに悩む方々にとって価値のある選択肢を提供してくれる製品を発表しました。詳細については、ダイヘンの公式サイトや、EMSD事業部にお問い合わせください。


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