人事担当者向けの新たな知見!スクラム活用の可能性を探る勉強会レポート
2025年5月29日、株式会社Trustyyleが運営する「人事図書館」において、
「人事にこそ知ってほしい!人事×スクラムの可能性を探ろう」際立った行事が開催されました。このイベントは、ソフトウェア開発におけるアジャイル手法「スクラム」が、人事領域でも大いに活用できるのではないかという仮説のもと企画されました。
スクラムの基本と人事の関連性
スクラムは通常、短期的な計画と実行のサイクルを繰り返すことで、チーム全体の価値を最大化する手法です。人事というフィールドでは、変化が激しく常に進化していく組織のニーズに応えなければなりません。このような状況下において、スクラムの思想は非常に有効であると考えられています。
今回の勉強会には、業界のリーダーや実践者たちが集結し、彼らの体験や知見を共有しました。登壇者には、サイボウズでの人事経験が豊富な庭屋一浩氏、数多くのTech企業で人事を牽引する小笠原修裕氏、エンジニア出身の土橋孝充氏、そしてIT企業で人事の視点を持つnekoyanagi氏といった、多様なバックグラウンドを持つ方々が名を連ねました。
勉強会の内容と反響
講演やディスカッションを通じて、参加者からは「気軽に始められる」という勇気や、「PDCAを回すだけでなく、組織内の共通言語としてスクラムが機能する」点が印象的だったという声が寄せられました。特に、今回のイベントが続くべきであるという意見や、参加したことで自分の思考が固定観念にとらわれていたことに気づいたという参加者も多かったようです。
今後の展望
最大の成果は、「スクラムがエンジニア専用の手法ではない」という認識を多くの人事関係者と共有できた点です。「自社で応用できるヒントがたくさんあった」という後向きな声も多く、部門を超えた連携の可能性についても多くの意見が交わされました。
重要なのは、スクラムのフレームを完璧にマスターすることではなく、その根底にある「チームでの価値創造」に基づいた実践を自社のニーズに合わせていかに取り入れるかです。
まずは「タスクの見える化」や「週次の振り返り」という小さな一歩から、アジャイルな組織を目指して着実に進めていくことが重要です。このような取り組みを後押しするため、人事図書館では今後も定期的にスクラムやアジャイルに関連する勉強会やワークショップを開催し、コミュニティの学びと交流の場を提供していく予定です。
人事図書館について
2024年に東京人形町にオープンした「人事図書館」は、人事領域の専門家や興味を持つ人々が集うコワーキングスペースです。2500冊以上の専門書籍と600名以上の会員を有し、「仲間と学びで未来を拓く」をモットーに活動しています。
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1-12-7 WACROSS NINGYOCHO 6F
設立日:2024年4月1日
公式サイト:
人事図書館
公式X:
@hr_library0401
公式LinkedIn:
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