自動運転の未来
2025-09-09 09:41:33

コンパルが夜間歩行者検知の新技術を初披露!自動車安全の新時代へ

コンパルが日本初の夜間歩行者検知技術を公開



2025年9月17日から19日まで、千葉県の幕張メッセで開催される「第6回オートモーティブワールド[秋]」において、コンパル・ユーエスエー・インディアナ・インクが新しい自動車安全技術を披露します。特に注目を集めるのは、夜間や視認性の悪い条件でも歩行者を高精度で検知できる赤外線センサーとCDAT™ AIソリューションです。この技術は、2029年から施行される米国の安全基準FMVSS-127に対応しており、自動運転車両の安全性をさらに強化することが期待されています。

背景にある安全基準の変化



近年、全世界で交通事故の減少が求められる中、米国では連邦自動車安全基準が改正され、夜間歩行者の自動緊急ブレーキ(P-AEB)対応が新たに義務化されることが決まりました。この基準によって、すべての乗用車が夜間の交通環境においても歩行者を認識し、事故を回避することが求められます。特に、月明かり程度の低照度環境下でも機能することが強調されています。

しかし、現在多くのADAS(先進運転支援システム)で使用されている可視光カメラは、夜間の歩行者を認識する最大距離が約30メートルにとどまり、性能上の限界があります。それに対処するため、コンパルは新たに小型の赤外線センサーと独自のCDAT™ AIアルゴリズムを開発しました。この技術は、視界が悪い状況でも高精度で歩行者や動物を検知できることが特長です。

展示ブースとセミナーの内容



「第6回オートモーティブワールド[秋]」では、コンパルのブースで赤外線センサーとCDAT™ AIの実機デモが行われます。このデモでは、従来の可視光カメラによる検知と新しい技術との違いを体感できます。また、特別セミナーも予定されており、ゼネラルマネージャーのリチャード・セオーネ氏が、最新の規格動向やコンパルの技術的アプローチについて詳しく解説します。

  • - セミナー詳細
日時:2025年9月19日(金)11:00~11:30
場所:幕張メッセ セミナー会場
講演者:リチャード・セオーネ(コンパル・ユーエスエー・インディアナ・インク)
テーマ:「熱赤外線センサーとCompal CDAT™ AIでP-AEBの夜間性能を大幅改善」

この機会に最新のテクノロジーを体験し、未来の自動車安全の姿を垣間見るチャンスをお見逃しなく。来場には事前登録が必要で、無料で参加できます。

会社紹介



コンパルは、台湾に本社を持つCompal Electronicsの米国子会社で、最先端の車載機器を設計製造しています。新たに設立された赤外線技術システム部門が開発している技術は、自動運転やADASにおける夜間の検知能力を飛躍的に向上させることが狙いです。詳細は公式サイト (Compal) でご確認ください。


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