三菱UFJ銀行とFinatextが新たなウェルスマネジメントサービスを展開
株式会社Finatext(以下、「当社」)は、三菱UFJ銀行と提携し、新しいウェルスマネジメントサービスの開発に貢献しました。このサービスは2025年5月30日に公開される予定であり、急速に進化するデジタル環境における資産管理の新たな選択肢を提供するものです。
ウェルスマネジメントのデジタル化
近年、経済の不確実性が高まる中で、透明性と一貫性のあるアドバイザリーサービスが求められています。三菱UFJ銀行は、2024年から推進してきたデジタル戦略を加速させ、対面とデジタルを併用する新たなアドバイザリーモデルを開始しました。このモデルでは、特に情報が過剰な現代において、信頼性の高い資産管理の情報を提供します。
運用、承継、事業移転といった資産管理全般についてのインサイトを提供するMUFGウェルスマネジメントのオウンドメディアが、情報発信の中心となります。このメディアは、特に企業オーナーや資産家に向けて、役立つコンテンツを提供し、顧客の多様なニーズに対応しています。
デジタルアドバイスサービスの開始
三菱UFJ銀行は、新たな情報発信メディアの立ち上げに続き、専任担当者によるデジタルアドバイスサービスも始めました。MUFGウェルスマネジメントデジタルプラットフォーム(WMPF)を通じたこのサービスでは、顧客が「Wealth Canvas」という機能を利用し、実際に自分の資産運用を体験できる環境が整えられています。
Finatextの役割と展望
当社は、金融業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するフィンテックシフト事業を通じて、プロジェクトに参加しました。具体的には、フロントエンドやバックボーンの構築など、主要な構成要素の開発を担当しました。これにより、 従来のウェルスマネジメントが持っていた対面サービスをテクノロジーと融合させ、ハイブリッドな価値を提供します。
当社の代表取締役CEO、木下あかねさんは「信頼性の高い情報が求められている中で、三菱UFJ銀行がこうしたサービスを展開する意義は非常に大きい。我々がこのプロジェクトに関わることができたことを嬉しく思います。」とコメント。デジタルと対面の最適なバランスを追求する三菱UFJ銀行の先見性と、当社の技術力の融合により、日本の金融業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。
今後の展望
今後も当社は、MUFGグループとともにフィンテックの進展に貢献していく意向です。高度な専門知識を持つアドバイザーとデジタル技術の融合によって、ウェルスマネジメント業界をさらに進化させることが目標です。また、新たなデジタルサービスの開発にも尽力し、顧客に新しい価値を提供してまいります。
この新しいウェルスマネジメントサービスは、テクノロジーに精通した顧客層に対応し、金融業界の変革を後押しする革新的な試みとなるでしょう。