グロービスがインドに新たに設立した「GLOBIS India」
2026年7月、グロービスはインドのニューデリー首都圏に初の拠点「GLOBIS India Private Limited」を設立しました。これは世界10拠点目となる拠点で、中国や米国、シンガポール等の先進国に続く新たなハブキャンパスです。この進出により、日本発のリーダー育成を加速させる狙いがあります。
インドというマーケットの魅力
インドは、14億人を超える人口を有し、若い世代が多く、ビジネス教育に対する需要が急速に高まっています。年齢の中央値は約29歳であり、キャリアの初期から中期にかけてのビジネスパーソンが数多く存在します。この状態は、さらなる成長機会を求める層が厚く広がっていることを示しています。
特にインド国内では、高等教育への関心が伝統的に強く、MBA取得を目指す動きが活発です。毎年約1,000万人の卒業生が輩出され、その中でもMBAの修了者は約23.2万人に達しています。これにより、キャリア形成やビジネススキルの習得に対するニーズが急速に高まっています。
「GLOBIS India」のサービス内容
GLOBIS Indiaでは、グロービス経営大学院が提供するPre-MBAプログラムや企業研修、リーダーシップ開発プログラム、定額制動画学習サービス「GLOBIS Unlimited」といった法人向け人材育成サービスを展開します。2026年10月より、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド形式で、実践的なスキルを学べる環境を提供する予定です。このPre-MBAプログラムは、ビジネス教育の先駆けとしての位置づけをもち、専門性を高めるための裁量ある学びを提供します。
戦略的な拠点選定
ニューデリー首都圏を選んだ理由は、非常に戦略的なものです。この地域はインドにおける日本企業の集積地の一つで、1,400社以上の日本企業と8,000人を超える日本人居住者がいます。GLOBIS Indiaのオフィスは、日系企業が多く集まる商業地区・グルグラムに設置される予定です。この地域には、マルチ・スズキ・インディア社や日本通運など、多くの日本企業の拠点があります。実績を持つGLOBISとして、こうした日本企業への連携を強化し、リーダーシップ開発を図っていきます。
将来への展望
今後、グロービスは更にムンバイにも新しいオフィスを開設する計画を進めており、インド市場での存在感をさらに強めていく意向です。これにより、グロービスは世界水準のビジネス教育を提供し、志の高いリーダーの育成に力を入れ続けます。インドにおけるビジネス教育市場の成長ポテンシャルを利用し、企業の創造と変革を支援していくことで、社会の創造に寄与することを目指しています。
グロービスの総合的ビジョン
グロービスは、経営に関する「ヒト・カネ・チエ」の生態系を創り出し、その一環として大規模な人材育成プログラムを通じて社会を変革することを掲げています。グロービス経営大学院が築いてきた国際的なネットワークと実践的な教育方針を活かしつつ、インドにおいてもそのビジョンを実現していくための拠点として、GLOBIS Indiaが重要な役割を果たします。今後の動向に期待が高まります。