東京二期会、2026–2027シーズンのオペラ一覧
2023年11月、東京二期会が来る2026–2027シーズンに向けたオペララインアップを発表しました。
「次の時代へとオペラを紡ぐ」というテーマの下、世界初演や国際提携企画、著名な演出家による再演が魅力のプロダクションが揃っています。これからのオペラの未来を感じられるこのシーズン、心待ちにしたいですね。
 2026–2027シーズン オペラ・ラインアップ
 ヴェルディ『運命の力』〈新制作〉【2026年9月】  
新たなヴェルディの世界が楽しめるこの公演は、ボン歌劇場とウェールズ・ナショナル・オペラとの提携で行われます。  
演出にはナイトの称号を持つ名匠デヴィッド・パウントニーが登板し、指揮を八嶋恵利奈が担当。彼女はリッカルド・ムーティの下で培った技術を活かし、欧米で活躍する俊才として、今回が日本オペラデビュー。  
公演は新国立劇場のオペラパレスで、2026年9月3日から6日まで行われる予定です。
 プッチーニ『ラ・ボエーム』〈ワールドプレミエ〉【2027年1月】  
名作『ラ・ボエーム』が新たな時代に生まれ変わります。  
演出は宮本亞門が手がけ、指揮はフランス・トゥール歌劇場の首席客演指揮者、クレリア・カフィエーロ。青春と別れを描いたこの物語が、現代に響く形で届けられることが期待されます。最初の公演は2027年1月9日に、よこすか芸術劇場で行われます。続いて、新国立劇場オペラパレスでも公演予定です。
 プッチーニ『蝶々夫人』【2027年5月】  
栗山昌良の代表作である『蝶々夫人』が再演されます。  
この公演では、日本の美意識を体現する舞台が、新たな感動をもたらすことでしょう。美しいメロディと共に、普遍の悲劇が描かれ、観客の心を掴むこと間違いなしです。
公演日は2027年5月28日と30日を予定しており、新国立劇場オペラパレスでの実施となります。
 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ  
さらに、シューマンの『ゲーテの「ファウスト」の情景』も見逃せません。  
こちらは2026年12月12日に東京芸術劇場で行われ、セバスティアン・ヴァイグレが読売日本交響楽団を指揮します。圧倒的な音楽とビジュアル体験が約束されており、鑑賞者を魅了することでしょう。
 全国ツアー公演  
また、ビゼーの『カルメン』も全国ツアーが予定されており、2025年2月に初演を果たしたイリーナ・ブルックの演出で新しい魅力が発見できることでしょう。公演期間は2027年10月から11月にかけて展開されます。
 チケット情報  
このシーズンのオペラセット券の販売は、2025年12月1日から27日まで。特別チケットは最大20%OFFで、観覧の自由度が高まる新サービス「日程変更制度」も導入されます。
料金プランには初日公演の「プレミエ・セット」、千穐楽公演の「千穐楽セット」、選べる公演の「セレクト・セット」、初日または千穐楽公演用の「オペラ・フレンドパック」が用意されています。
【お問い合わせ】  
チケットに関する詳細は、二期会チケットセンターまで。また、公式サイトもチェックして最新情報を確認してください。