MOOVO™の運用評価
2026-08-19 18:24:14

医療現場での負担軽減を目指す搬送アシスト装置「MOOVO™」の運用評価を実施

医療現場での新たな支援ツール「MOOVO™」の運用評価が始動



日本精工株式会社(NSK)は、慶應義塾大学病院との協力のもと、開発した搬送アシスト装置「MOOVO™」の院内運用評価を2026年7月に開始しました。この評価は、医療従事者の身体的負担を軽減し、使用時の実データを集めることを目的としています。

「MOOVO™」の目的と背景


日本社会では少子高齢化が進行しており、医療現場では人手不足が深刻な問題とされています。限られたリソースの中で、どのように効率的かつスムーズに業務を行うかが重要です。特に、医療従事者の身体的な負担を減らし、職場環境を改善することが急務となっています。これに対処するため、NSKではロボティクスの分野に力を入れており、今回の「MOOVO™」もその一環です。

「MOOVO™」は、ストレッチャーの搬送を助けるための装置で、医療従事者がより快適に環境で働けるようサポートします。慶應義塾大学病院は、技術を活用した医療の質向上を目指しており、AIやロボット技術の導入に積極的です。この協力の下、「MOOVO™」の運用評価が実施されることとなりました。

「MOOVO™」の特長と機能


今回の運用評価の対象となる「MOOVO™」は、ストレッチャーに取り付けるタイプの搬送アシスト装置です。医療従事者がストレッチャーを押したり引いたりする際に、軽い力で自然に操作できるよう設計されています。この装置は、特別なトレーニングを受けなくても簡単に使用できるため、すぐに医療現場に導入可能です。

さらに、本装置は医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院との協業で、2024年に実用化されたリモコン操作型「MOOVO™」の知見を活かしています。この新しいモデルは、医療従事者が普段通りにストレッチャーを扱えるよう進化しています。

「MOOVO™」の魅力は、NSKが開発したフィジカルAI技術による全方向アシスト制御機能です。この技術により、作業者は前後だけでなく、左右や旋回などあらゆる方向に移動できます。これにより、スムーズな搬送を実現し、医療従事者の身体への負担を軽減します。

今後の展望とイベント


NSKは、2026年12月に本評価を完了する予定で、このデータを基に課題整理を行い、搬送業務の身体的負担を定量的に評価します。さらに、2026年8月21日から22日に開催予定の「第30回日本看護管理学会学術集会」では、本評価の講演とともに「MOOVO™」の実機の初お披露目が行われる予定です。

この取り組みは、医療現場での物流効率を向上させるだけでなく、従事者の健康を守る新たな支援の形となることでしょう。NSKの挑戦は、医療従事者の働きやすい環境づくりに寄与することが期待されています。今後の評価結果には大きな期待が寄せられています。


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