株式会社高速オフセット、育児支援で「くるみん認定」を取得した理由と未来への展望

高速オフセットが「くるみん認定」を取得

株式会社高速オフセット（本社：大阪市西区、代表取締役：島田智）は、厚生労働省から子育てサポート企業として「くるみん認定」を取得したことを発表しました。この認定は次世代育成支援対策法に基づいており、育児休業の取得率、子育て支援制度の充実、労働時間の適正管理、多様な働き方の推進など、8つの重要項目が基準を満たす必要があります。

独自の取り組み

高速オフセットはその認定を受けるために特に注力している取り組みがいくつかあります。まず、女性社員への産前産後に取得できる休暇は、法律で定められた98日間から126日間に延長し、さらにその期間中は有給として支給しています。

また、男性社員には妻の出産をサポートするための「配偶者出産休暇」を5日間の有給として新設。これにより、家族の大切な瞬間に積極的に関与できる環境を作り出しています。

さらに、育児時間の制度を男性にも適用しており、これも彼らの育児参加を後押しする重要な要素となっています。実際に、2024年度には男性の育休取得が100％を目指す状況です。

男性の育児休業取得率の向上

この制度の導入以降、男性社員の育休取得率は年々向上しています。2020年度は20％だったのが、2021年度には33％、そして2022・2023年度には50％に。2024年度に向けて完全取得を目指しており、今年の育休取得対象者7人のうち5人が実際に育休を取得したという実績があります。

たとえば、制作部のある44歳の男性社員は、妻の第二子出産に際して約8ヶ月の長期育児休暇を取得。この経験を社内報でシェアし、他の社員への励みとなっています。彼は、「育休中、子どもと過ごすことで新しい発見がありました。子どもの成長を見守りながら、私自身も成長できたと思います」と語っています。

これからの展望

今後、高速オフセットは「くるみん認定」を受けたことを誇りとし、さらなる取り組みを進めていく方針です。育児休業者の業務を代行する社員へのサポート手当の検討も進めつつ、育児と仕事の両立をスムーズにしていくためのマニュアルの策定も目指しています。

こうした高い意識と制度改革は、今後の企業活動にとっても重要な意義を持つと言えるでしょう。従業員の育児参加を促進することで、働きやすい職場環境を築くだけでなく、少子化に対する一助ともなる可能性を秘めています。子育てに優しい企業文化を根付かせ、今後も地域社会に貢献していく姿勢を強く打ち出している株式会社高速オフセットの今後の活動に注目が集まります。