AIロボットの導入
2026-06-23 12:08:01

AI荷下ろしロボット『RockyOne』が西日本物流センターで運用開始

AI荷下ろしロボット『RockyOne』が西日本物流センターで運用開始



2026年5月、サンワサプライ株式会社とSGシステム株式会社が共同で、西日本物流センターにAI搭載のコンテナ向け荷下ろしロボット『RockyOne』の運用を開始しました。このロボットは、2025年にサンワサプライ東日本物流センターに導入された後の実績を基に、さらに改良を重ねた成果の一つです。これにより、物流環境の向上と作業効率の改善が期待されています。

荷下ろしロボット導入の背景


近年の異常気象は、特に物流現場の劣悪な労働環境に影響を与えています。特に夏場は、コンテナ内の温度が50℃を超えることもあり、作業者は熱中症の危険にさらされています。さらに、重量物の取り扱いや高所での作業には落下や転倒のリスクが伴います。そんな中、荷下ろし作業における労働環境の改善が急務とされています。

こうした社会的な背景のもと、サンワサプライはAI荷下ろしロボット『RockyOne』の導入によって人間の作業者がコンテナ内で作業することを排除し、従来の約半分の人員で荷降ろしを行えるようにしました。これにより、作業者の安全を確保しながら、物流業務の生産性向上を図っています。

西日本物流センターにおける改良点


1. ロボット性能の向上


新型『RockyOne』は、東日本物流センターに導入されたものと比較し、最大処理能力が約15%向上しました。カメラ位置の最適化により荷物の認識精度も向上し、衝突防止技術も備わっています。これにより、様々な積載条件でも高い精度で荷降ろしができるようになりました。

2. 現場での運用設計


サンワサプライは、現場に定着する運用モデルの確立を重視しました。作業効率を最大化するための設置レイアウトや操作性に配慮した設計がなされており、実際の操作現場と連携した継続的な改善も進めています。ロボット導入が単なる設備投資に終わらず、実践的に運用されるような仕組みを構築しました。

3. トラブル対応の強化


トラブル発生時の迅速な対応を可能にするため、様々な運用ノウハウを蓄積し、教育体制も整備しています。特にリモートサポートが充実し、トラブル時には迅速に対応できる体制が整っています。

両社のコメント


サンワサプライの代表取締役社長、山田和範氏は、『RockyOne』導入によって、特に夏の過酷な環境下での作業負担軽減を実感していると語っています。この導入は、全体の作業生産性を向上させることにも寄与しています。さらに、SBグループのITサービスを提供するSGシステムの社長、丸山信二氏は、今回の取り組みが物流現場にとって重要であると強調し、今後も顧客のニーズに基づいた付加価値の高いソリューションを提供していく考えを示しました。

まとめ


AI荷下ろしロボット『RockyOne』の導入は、物流業界に新たな風をもたらす可能性を秘めています。特に労働環境が厳しい物流現場において、作業者の安全を守りながら生産性を向上させるこの取り組みは、今後の物流業界における重要な一歩となるでしょう。サンワサプライとSGシステムは、今後もこの技術を活用して、さらに多くの現場での活用を進めていく意向です。


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