伝統を新たに描く「Me」、ICC SAKE AWARDで輝く
神田豊島屋が生み出した糀のリキュール「Me」が、名誉ある「ICC SAKE AWARD」において4位に輝きました。この大会は、お酒の香味評価だけでなく、その背景にある文化や想いをプレゼンテーションし、審査される特異な形式の競技です。
ICC SAKE AWARDとは?
「ICC SAKE AWARD」は、ブラインド審査ではなく、造り手のストーリーや文化的背景を重視したトーナメント形式の大会です。この第5回大会には、多くの著名な酒蔵が参加し、非常に高いレベルの競争が繰り広げられました。神田豊島屋は、みりんが初めて参加したという歴史的な瞬間を迎えました。
糀リキュール「Me」の魅力
「Me」は、みりんを単なる調味料の枠を超え、飲用のリキュールとして新たに解釈したものです。江戸時代からの伝統を背景に、砂糖や糖類を使用せず、自然な甘みを持つこのリキュールは、現代人のライフスタイルにもマッチします。まさに、古来から伝わる日本の文化が再評価される象徴と言えるでしょう。
イベントのハイライト
大会では、「Me」を使用したオリジナルカクテルも披露されました。中でも「柳蔭ハイボール」は、日本最古のカクテルを現代風にアレンジし、観客の注目を集めました。また、「Ole! 江戸 Fashioned」や「U&Me」など、多様な飲み方を提案することで、みりんの新たな魅力を表現しました。
大会結果と感謝の意
神田豊島屋は、第4位という結果を非常に誇りに思っており、さらなる発展への意欲を感じています。この大会を通じ、”みりん”がただの調味料ではなく、飲み物として広く認識される可能性を理解しました。また、他の参加者から多くの学びを得て、今後の更なる挑戦を見据えています。
神田豊島屋の歴史
有限会社神田豊島屋は、1596年に創業し、東京最古の酒舗として、江戸時代から続く歴史を持ちます。実際、明治時代においても、みりんは高級な甘味酒として認知され、世界的なイベントで振舞われるほどの名品でした。
伝統技術を駆使して生み出された「Me」は、疾病予防や健康志向のライフスタイルにも寄与すると期待されています。
結びに
「Me」を通じて、皆様にみりんの新たな魅力をもっと知っていただきたいと思います。引き続き、私たちは品質向上と文化的価値の継承に努め、国内外へその魅力を広げていきます。応援してくださった皆様に心より感謝し、これからの展開にご期待ください。