抗酸化研究の発表
2025-12-03 14:48:52

三生医薬とポーラ、抗酸化研究を共同発表!新素材の可能性が広がる

三生医薬とポーラの共同研究成果発表



三生医薬株式会社と株式会社ポーラは、抗酸化メカニズムに関する共同研究の成果を発表しました。この研究は、2025年に横浜で開催される第48回日本分子生物学会年会で公開される予定です。これにより、両社の連携による新しい健康食品素材の開発が期待されています。

1. 共同研究の背景


三生医薬は静岡県富士市に本社を持つ健康食品とサプリメントの受託開発製造を行う企業です。一方、ポーラは東京都品川区に位置し、美容と健康市場での研究開発を行っています。両社は、フラボノイドとアスコルビン酸の相乗作用に着目し、酸化ストレスから細胞を守る素材の開発を目指すことで、より効果的な健康食品の提案を目指しています。

2. 研究内容のポイント


2.1 フラボノイド群の選定


三生医薬の学術チームは、数千種のフラボノイドの中から特に抗酸化作用が高い柑橘由来のフラボノイドを選定しました。選ばれたのは、レモン、ベルガモット、じゃばら、青みかんの4つです。これらのフラボノイドはアスコルビン酸との親和性も高いため、効果的な組み合わせが期待されます。

2.2 複合エキスの研究


次に、原料開発課はフラボノイドの組み合わせがアスコルビン酸の持続性を向上させる実験を実施。これにより、複合エキスの有効性を確認し、さらなる研究の方向性を特定しました。

2.3 技術面でのサポート


ポーラは、細胞レベルでの酸化ストレス試験を行うためのプロトコルを設定し、三生医薬はその支援役を担いました。この協力により、植物エキスとアスコルビン酸の組み合わせから得られる複合エキスが、細胞内での活性酸素種(ROS)を抑制することが確認されました。

3. 研究成果の意義


この一連の研究によって、「複合エキスはアスコルビン酸単独よりも細胞の抗酸化力を高め、酸化ストレスから細胞を守る」という重要な知見が得られました。今回の研究は、健康食品OEMの新たな道を切り開くものであり、今後の製品開発にも大きな影響を与えるでしょう。

4. 三生医薬の展望


三生医薬の常務取締役である又平芳春氏は、今後も顧客と連携しながら、価値を共創する「共創型OEM」としてのアプローチを強化する意向を示しました。顧客のニーズに応えるため、専門家チームを編成し、各分野の知見を融合して製品開発を進めていく方針です。

5. まとめ


三生医薬とポーラの共同研究から導かれた新たな抗酸化素材は、酸化ストレス対策だけでなく、今後の健康食品市場においても重要な役割を果たすと考えられています。今後の研究成果にも注目が集まります。


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