中古オフィス家具市場の動向：2024年12月度の指数発表

中古オフィス家具市場の最新動向を探る

株式会社オフィスバスターズが2024年12月度の中古オフィス家具指数を発表しました。本レポートは、オフィス利用者や家具購入希望者に向けて、現在の市場動向を明らかにするものです。

市場全体の動向

12月の主要5区の空室率は4.00％と、ここ7か月連続で減少を続けています。また、賃料は53円の上昇を記録しました。有効求人倍率は1.25倍で横ばい、失業率も2.5％と安定した状況です。このような中、年末に伴う特有の需要が見られ、中古オフィス家具の販売も活気を呈しています。

特に、オフィス移転や新設に伴う書棚関連の調達が従来通りに行われている一方で、例年の空室率と比較すると異なるストーリーが展開されていることがわかります。

商品別の評価

最新の販売データに基づく商品別の動向は以下の通りです。

- チェア: 販売価格は1,906円減少。しかしながら、昨年と比べると451円の上昇が見られます。個人からのニーズが高まっているのが特徴です。
- デスク: 価格は1,034円上昇。特にフリーアドレスデスクの人気が高く、単体デスクよりもこちらの導入が主流となっています。
- 書庫: 販売価格に大きな変化はなく、引き続き高いニーズを維持しています。
- ロッカー: 価格は3,176円上昇し、こちらも安定した需要が続いています。特にパーソナルロッカーは定番什器となっています。
- テーブル: 価格は3,581円上昇しました。高級シリーズラインの需要が非常に高いです。

年末の需要について

今年の年末にかけての需要は、例年通りの盛り上がりを見せました。特に、個人でのチェアニーズが顕著で、高い需求を示しています。また、11月からの新たな引き合いも増加しており、例年よりも動きが早い印象です。

ただし、材料費の高騰は一部で影響を及ぼし、値上げを余儀なくされているメーカーもあります。このことは、中古ニーズの更なる高まりを促しております。

今後の展望

3月・4月には人の入れ替わりが激しくなるため、引き合いの増加が見込まれます。そのため、今後の市場動向にも注視していく必要があります。

調査概要

本調査は、2024年12月1日から12月31日までの期間で、当社の販売データを基に行われました。調査対象は、チェア、デスク、書庫、ロッカー、テーブルなどの取扱商品であり、今後も市場の動向を継続的に検証していく予定です。

株式会社オフィスバスターズは、東京都中央区に本社を構え、オフィス関連商品及びサービスを提供しています。各種環境コンサルティング業務も行い、持続可能なオフィス環境の実現に向けて努力を続けています。