100年の歴史を持つMipoxが商号を改めマイポックスへ
栃木県鹿沼市に本社を構えるMipox株式会社が、2025年10月1日付で商号を「マイポックス株式会社」に変更することを発表しました。これは、同社創業100周年を記念する重要な節目でもあり、会社のブランディング戦略の一環として位置付けられています。
商号変更の意図
Mipoxは1925年に「独逸顔料合名会社」として設立され、その後も時代に合わせて数度の商号変更を経てきました。最近では、1991年に「独逸顔料工業株式会社」、1981年に「日本ミクロコーティング株式会社」、そして2013年に現在の「Mipox株式会社」へと移行。この流れの中で、「Mipox」という名称が「ミポックス」と誤読されることが多く、正式な発音「マイポックス」との間に違和感が生じていました。新しい商号への変更は、顧客に対するブランドの親しみやすさを高めるための施策として位置づけられています。
新ロゴの背後にあるメッセージ
新しいロゴは「はみ出すことで見える価値」というコンセプトを持っています。これまでの100年間、Mipoxは既存の概念に囚われることなく、新たな挑戦をし続けてきました。新ロゴは、はみ出すことで発見できる新たな価値を象徴し、革新を追い求め続ける姿勢を強調しています。
次の100年へ向けた展望
Mipoxは、これからの100年も、急速に変化する社会や技術に対応し続けるために、「塗る・切る・磨く」というコア技術を基盤に持続可能な成長を目指します。代表取締役社長の渡邉淳氏は、「社会や技術は常に変わり続ける。しかし、我々はイノベーションを追求することで、人々や社会にとって必要な存在であり続けたい。」と強く語っています。
実施スケジュール
商号変更と新ロゴの運用は、2025年10月1日から開始される予定で、名刺や会社案内などの印刷物や社屋のサインなども同日に順次切り替えられます。同社は、商号変更に関連する手続きは適切に実施すること、既存の契約に変更はないことを明言しています。
会社概要と歴史
マイポックス株式会社は、1925年に設立された日本のミクロコーティング業界における先駆者です。もともとはドイツ系商社としてスタートし、その後本格的に研磨分野に参入しました。ハードディスクや光ファイバーといったハイテク分野で強みを持ち、ニッチな業界で独自の地位を築いています。
これからも、マイポックスは挑戦し続け、顧客が達成したいビジョンを具現化するため、技術力を活かして社会に貢献していく姿勢を持ち続けます。
会社沿革
- - 1925年:独逸顔料合名会社設立
- - 1941年:独逸顔料工業株式会社に改組
- - 1981年:日本ミクロコーティング株式会社に変更
- - 2013年:Mipox株式会社に商号変更
- - 2025年:マイポックス株式会社に商号変更予定
新たな一歩を踏み出すマイポックス株式会社の今後に、ぜひご注目ください。