「デンタアプローチ」誕生秘話
Y&S株式会社が開発した歯茎ケア専用の歯磨きジェル「デンタアプローチ」。その誕生には、未曽有の災害と家族の愛が詰まっています。この物語は、震災の影響で運命が大きく変わった開発者・竹内洋子氏の熱い想いから始まります。
震災がもたらした痛みと希望
1995年、竹内氏は家族でうどん店を経営していました。その店の拡張工事を終えたばかりのある日、阪神淡路大震災が襲来。完成した自宅兼店舗が目の前で火災に荒らされ、義母を失うという悲劇に見舞われました。街は変わり果て、彼女の心にも深い傷が刻まれたのです。
その後の生活は厳しく、電気・水道は止まり、2人の子どもを抱えて先を見失っていました。その結果、義父の認知症が悪化。竹内氏は何とか彼を助けたくて育毛剤の実験を始めますが、義父は亡くなってしまいました。この体験が、彼女に歯周病と向き合わせるきっかけとなります。
逆境から生まれたアイデア
極度のストレスが原因で40歳で重度の歯周病と診断され、入れ歯への道を勧告されました。自分の唯一の自慢である歯が失われることを受け入れられず、試行錯誤の中で育毛剤の失敗作を自らの歯に塗布する決意を固めます。その过程で出会ったコウヤマキエキスが、歯茎の腫れを治す効果を示したことから「デンタアプローチ」を誕生させました。
研究と開発の道のり
この新製品の開発にあたっては、大学と連携し、コウヤマキエキスの抗菌効果を確認。さらに、製品化に際しての苦労も多く、品質を担保するため現在も昔ながらの製法を大切にし続けます。この思いは、商品がただの物ではなく、自身の人生そのものであると竹内氏が語るほどです。
お客様との絆を大切に
70歳を迎え、竹内氏は「デンタアプローチ」が死後も価値を持ち続けるために、自らの想いを遺言動画として記録しました。この動画には、震災のことや介護の経験、そして商品への情熱が詰まっています。彼女は視聴者にこの動画を通じて自分の思いを届けることで、「デンタアプローチ」が変わらず愛され続けることを願っています。
未来を見据えた取り組み
「デンタアプローチ」は、毎日の歯磨きに心地よい効果をもたらし、多くの方に支持されています。ケアの要素はもちろん、合成界面活性剤を使わず、国内生産を徹底し、安全性も高い商品です。
この商品を通じて、竹内氏は単なるビジネスではなく、人生をかけた大切なメッセージを届け続けています。できることなら、多くの人々にこの物語を知ってもらいたいという願いが、彼女の行動の原動力となっています。
まとめ
「デンタアプローチ」は、震災から生まれた奇跡の製品です。その背後にある家族の物語や、苦悩、そしてそれを乗り越えた力強い挑戦をぜひ知っていただきたいです。その想いに触れることで、より多くの人にこの製品が届くことを願っています。
美しく健康な口内環境が多くの人に届けられるよう、Y&S株式会社はこれからも努力を続けていきます。