医薬品開発の新展開
2026-03-30 18:06:34

KHネオケムとルクサナバイオテク、革新的な医薬品開発に向けた共同研究を開始

KHネオケムとルクサナバイオテク、革新的な医薬品開発に向けた共同研究を開始



健康寿命の延伸が叫ばれる中、医療の分野は日々進化を続けています。そして、がんや難治性疾患への治療法として注目を集めているのが核酸医薬です。このたび、東京に本社を置くKHネオケム株式会社と、大阪府のルクサナバイオテク株式会社が、2026年3月から新たな医薬品創出を目指して共同研究を開始することが発表されました。

共同研究の背景



近年、核酸医薬は従来の低分子医薬や抗体医薬ではアプローチが難しかった病気に対しても効果が期待されています。しかし、核酸分子は体内で簡単に分解されてしまい、細胞への取り込みも困難という課題が残されています。このため、核酸医薬を効果的に利用するためには、対象とする組織や細胞へ的確に薬剤を届けるドラッグデリバリー技術が必要となります。

そこで、KHネオケムは、糖鎖を利用したドラッグデリバリー技術の研究に取り組んでいます。糖鎖は細胞間の相互作用に重要な役割を果たす生体分子であり、医薬品に結合させることで特定の組織や細胞に認識されやすくなる特性を持っています。

妥協のない研究アプローチ



今回の共同研究では、KHネオケムの糖鎖設計・合成技術と、ルクサナバイオテクが開発した独自のXNA技術を融合させることで、核酸医薬の体内動態の最適化及び送達性能の向上を目指します。研究期間は2026年3月からの2年間を予定しており、具体的には新たな創薬アプローチの有効性を検証・分析していく見込みです。

KHネオケムの常務執行役員である磯貝幸宏氏は「当社は抗体や核酸医薬の創薬課題を解決するために、糖鎖という生体適合性の高い素材に注目しています。この共同研究を通じて、新しい道を切り拓けることを楽しみにしています」と述べています。一方、ルクサナバイオテクの佐藤秀昭CEOも「KHネオケムとのパートナーシップを通じて、新しい価値を創出し、より良い治療の実現に貢献したい」と意気込みを示しています。

両社の概要



KHネオケムは、東京都中央区に本社を構える企業で、2010年に設立されました。石油化学製品の研究・製造・販売を行い、特にヘルスケア分野に注力しています。

一方のルクサナバイオテクは、大阪府に本社を置くバイオテクノロジー企業で、2017年に設立されました。人工修飾核酸技術を用いて、複数の製薬会社との共同開発を積極的に進めています。

両社は今後、得られた知見をもとにさらに研究を重ね、医療ニーズの高い疾患領域における治療選択肢を増やしていくことを目指しています。新しい医薬品の開発によって、多くの患者さんが救われる日が来ることを期待したいです。


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