フルノシステムズの新製品「ACERA EW750」とは?
無線LAN関連機器の生産においてリーダーシップを誇る株式会社フルノシステムズが、2025年7月に新たに発売予定の無線LANアクセスポイント、「ACERA EW750」を発表しました。本製品は既に注目を集めており、その特徴や性能について詳しく見ていきましょう。
Wi-Fi 7(IEEE802.11be)対応の利点
ACERA EW750は、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 7」に対応しています。これにより、2.4GHz、5GHz、そして6GHzの3つの周波数帯域を同時に利用可能で、最大9,335Mbpsの理論伝送速度を実現します。これは、従来機種に比べて約5.3倍のスループットを誇り、多数のデバイスが同時に接続しても安定した通信が期待できます。特にオフィスや学校、商業施設など、多人数が同時にネットワークを利用する環境において、そのパフォーマンスは大いに威力を発揮します。
超薄型デザインと省エネ性能
「ACERA EW750」はその薄さ39mmの超薄型設計が特長です。壁面や天井に取り付けても圧迫感を与えず、設置環境に調和します。また、本製品は給電規格IEEE802.3bt(PoE++)に対応し、省電力モードも搭載しており、効率的な運用が可能です。
広範囲での動作温度
さらに、ACERA EW750は動作温度範囲も幅広く、-10℃から+55℃の環境下でも安定した通信が保証されています。このため、様々な使用環境においても信頼性を持って使用することができます。
管理システムとの統合
無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)3.60」を通じて、ACERA EW750は統合的な管理が可能です。これにより、ネットワークの運用や管理が一層円滑になります。オプション金具の利用によって、従来機種からのリプレースも容易に行え、導入コストを抑えられるメリットもあります。
開発背景と展望
ACERA EW750は、国内の省令改正に基づき、Wi-Fi 7規格が利用可能になったことを受けて開発されました。同じシリーズからの新製品として、Wi-Fi 7に対応した次世代のネットワークニーズに応えるための意義があります。フルノシステムズは、Wi-Fi 7を活用した製品を通じ、今後ますます多様化する通信分野でのニーズに応えるべく、挑戦を続けていきます。
今後の展開
ACERA EW750の発売にあたり、フルノシステムズは年間30,000台の販売を目標としています。価格はオープン価格で、具体的な詳細は今後発表される予定です。大いに期待されるこの新製品、ビジネスの現場での利用が予想されます。
フルノシステムズは、無線LANシステム分野において高いシェアを誇り、オフィスや公共施設での導入が進んでいます。この新たな技術革新により、すべてのユーザーが快適にインターネットを利用できることを目指し、さらなる発展を遂げるでしょう。詳細情報については、公式ホームページよりアクセスできます
フルノシステムズ公式サイト。