利益重視のマーケティング
2025-10-14 14:50:55

西口一希の新著『良い売上、悪い売上』が問いかける利益重視のマーケティングとは

売上の裏に潜む怪 - 西口一希の新書『良い売上、悪い売上』



2025年10月14日、株式会社翔泳社から新たにリリースされる書籍『良い売上、悪い売上』が、マーケティング業界に新たな視点を提供します。本書は、著者である西口一希氏が35年間のキャリアを通して培った知識と経験をもとに、企業が追求すべき「良い売上」について探求しています。これまでの一般的なマーケティング手法が売上至上主義に偏りがちである点を指摘し、本書で提唱されるのは、単に売上を増やすのではなく、持続可能な利益を生み出す売上の重要性です。

マーケティングの盲点



多くの企業が短期的な売上を上げることを優先するあまり、継続的な顧客関係の構築をなおざりにしている現状があります。特に、新規顧客からの初回購入は利益が薄く、真の成長にはリピート購入を促す戦略が必要です。本書では、利益に直結する「良い売上」と、単発的な収益をもたらす「悪い売上」を厳密に区別し、企業にとって本当に重視すべき指標を考察します。

西口氏は、過去にP&Gやロート製薬など名だたる企業でのブランド成功の経験から、顧客中心のマーケティングを提案します。具体的には「継続的に利益をもたらす顧客」を見極めるためのフレームワーク(ID POS分析、5segs、9segsなど)を駆使し、「顧客生涯価値(LTV)」を最大化する方法論を提言します。

BtoB領域の視点とその重要性



さらに、本書では福田康隆氏が監修を務めるBtoB領域における「良い売上」構築の視点も解説されています。彼は10万部以上のベストセラー『THE MODEL』の著者であり、両者の理論を結びつけることで、さらなる価値を提供しています。このように、マーケティングの観点からBtoBビジネスにおいても、確かな指標に裏打ちされた戦略が求められるのです。

特別対談とイベントについて



書籍の裏側には、西口氏と一休の榊淳氏、花房みのり氏との特別対談も収められており、彼らの成功事例を交えながら「良い売上の最大化」に迫っています。この取り組みが多くの企業の成長のヒントになることは間違いありません。また、11月11日には「MarkeZine Day 2025 Retail」にて、著者自身が特別講演を行う予定です。マーケティングに興味のある方は、この機会をお見逃しなく。

書籍の詳細



『良い売上、悪い売上』は、352ページの内容で、価格は2,640円(本体2,400円+税)です。全国の書店およびネット書店(Amazonや翔泳社通販など)で取り扱われています。

終わりに



売上を上げることが目的化する現代において、本書は本当に重要な視点を提供してくれる一冊と言えるでしょう。西口一希氏の豊富な経験と明確な理論を学ぶことで、ただの売上増加を目指すのではなく、成長を持続可能なものにするための道筋を見つけられることでしょう。


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